『そのメガネが映す物は幸せか。悲しさか。』

さて、皆様。良いGWをお過ごし頂けましたでしょうか。

私はと言うと、新社会人ということで初任給を頂いた為、この度、自分へのご褒美としてApplewatchを購入致しました。
一番古い型で安いやつを分割払いで大人買い致しましたことをここで報告させていただきます。
やらしい話で申し訳ないです。

さて、先日、初めてnoteを書いてみたところ、想像以上の反響を頂いて、無事、承認欲求が2ヶ月分チャージされました。

GWがついに明けてしまったということで....

そもそも、今までの人生で、GWなんて部活の拘束時間が倍になる、G拷問 Wウィークだったのに、連休というものはこんなにも幸せなのかと驚きました。

私のGWの記憶はほとんど飲酒です。
しかし私の体は、飲んだ次の日は二日酔いで丸一日動けないという痛すぎる機能を搭載している為、実質GWの半分は寝ていたということです。
つまりゴミということです。

さて、ここからが本題です。

そんなこんなでGWが明け、今朝会社に向かう電車での出来事。

嫌な湿気の立ち込めるチョイ混み電車の扉の横のもたれるスペースが私の1番の居場所。

安く薄っぺらいビジネスバッグを雑に床へと置き、100円ショップで買ったボロボロのハンカチで額を拭う。
ふと視線を上げるとそこには、眼鏡を掛けランドセルを背負った女子小学生が、何やらスマートフォンを操作している。次の駅に着く前に車掌さんがアナウンスをする。その声が右から左に流れる。

ちょっと待てと。
通勤に対する鬱であまり気に止めていなかったが、
目の前の小学生に対して私は疑問をぶつけざるをえなかった。

そして同時に、彼女を小学生としてでは無く、目の前に堂々と立ちはだかる1人の人間として考察することにした。

彼女は小学校生(9~12歳)ながら、スマートフォンを自由自在に操り、朝の通勤時間は自己中心的な大人達の団結で地獄と化す、某地下鉄での乗り換えを難なくこなし、揺れる車内で吊革に捕まることの出来ない体に対応し、特化した動じない体幹はまさに進化した人類と言えよう。

浅はかで愚かな大人はこう言うだろう。
『小学生は皆で走って学校行って、鼻水垂らして遊んで、アホみたいに飯食って寝るもんやろ.....』

しかし私には、その濃いピンク縁のメガネに反射するスマートフォンの画面には、小学生ながら、情報が渦巻く現代社会で我が道を歩む彼女のたくましい人生が見えた。

ふと、彼女がスマートフォンから目をあげると、数秒間私と目が合ってしまった。彼女は私のことを鋭く睨みつけた。あれは私の妄想ではない。しっかりと心に刺さる目をしていた。

恐らく彼女の目に私はこう写っていたのだろう。

『やたらと視線感じると思ったら、気持ちの悪いサラリーマンめ。さっさと死んじまいな。糞野郎。』

彼女は某地下鉄の某丁目駅で颯爽と下車して行った。

私は強く願った。
彼女が学校で少しでも笑顔溢れる生活を送っていることを。

そして強く誓った。
私の子供には、高校までスマホ禁止にすることを。


【次回のnoteは】

・小学校時代の友人『サッカン』がホームセンターのトイレで特大ウンチを詰まらせた話

・小学校時代の奇人『サッカン』が激怖ババア教師に存在否定された話

・マチョ道が中学時代に彼女、財布、ケータイ、自転車を失い『一日にして全てを失った男』として歴史に刻まれた話(実話)

以上の3本でお送りします。

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