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高雄に住み始めて1週間で胃炎になった話

こんにちは

今日は2年前に台湾に来た時に人生の終わりを感じた出来事を紹介する。

題名の通り急性胃炎にかかった。しかも初の海外一人暮らしをスタートした直後である。
考えられる原因は二つ。一つは精神的なストレス。もう一つは麻辣味の火鍋を食べたことによる炎症。

一つ目の精神的ストレスというのは、台湾に来たばかりで生活や仕事に慣れないといった環境の変化からであろう。初めて台湾に来た時は公務ビザで現地で仕事をしていた。そこで初めて出会うたくさんの台湾人と、新しく始まった仕事に対するストレスは自分の想像していたものより大きかったみたいだ。

言語が完璧ではないので、仕事先の人が何を指示しているのかしっかり分からずに物事が進む。さらに仕事初めてすぐにプロジェクトのリーダーを任される。当然のこと、うまくはいかず家に帰っても仕事は続き、不安で夜も眠れない。


二つ目の考えられる原因、火鍋。
プロジェクトの大きな問題を抱えながらも、仕事先で出会ったカナダ人からアプローチを受け、乗り気ではない火鍋ディナーに行くことになった。そこの火鍋屋はかなり有名な高級店、そこでカナダがオーダーしたのは麻辣火鍋。そして鍋には大量の鴨血が放り込まれていた。

今まで英語を話す機会がなかった私。頭の中は英語でいっぱいで味はほとんど記憶にない。


帰宅し、入浴を済ませ、仕事をしてから眠りにつく。

深夜2時。突然目が覚める。胃が尋常じゃないほど痛いのである。
仰向けから寝返りをうとうとする。しかし痛すぎて動くことができない。

時間をかけてなんとか頑張って起き上がる。歩くこともしんどい中、トイレに向かい吐き気をなくすために、吐こうとしたが、出てこない。

その日は寝ることなくそのまま泣きながら朝を迎える。
朝、仕事先に休みの連絡を入れ、病院へ向かう。

お医者さんに問診され、身体は診られることなくそのまま診断終了。
胃炎と判断され大量の薬をもらい、帰宅。


台湾で処方された薬

台湾で出される薬は種類が豊富である。そして粒がまあまあ大きい。
今まで飲んだことない大きさの薬が渡されてびっくり。

帰宅しすぐに薬を飲み(空腹でも飲んで良いと言われたので)
胃痛に耐えながらもそのまま眠りについた。

数時間後に起きると今までのことが嘘のことのように痛みは消えていた。
やはり身体の急な変化には病院に行って解決するのが一番である。

すぐに回復し、次の日には仕事に復活。
胃炎になったことで、自分の身体に気を遣うようになった。
しかし、食べることに関してはすぐに元に戻らなかった。

何か食べようとするたびに胃炎の恐怖を感じ、なるべく刺激のないものを選んだ。
その時に気づいたが、台湾で胃に優しいものを探すのが難しい。
セブンやファミマのレンチンスープや、ゼリー飲料を食べ続け、徐々に胃を慣らしていった。

2年前の自分は毎日生活、仕事に慣れていくのに必死だった。
自分の性格の悪い部分がよく出ており、嫌とはっきり言えない、人に助けを求められない、相談しない、抱え込む、何事も完璧を求めようとする姿勢があった。

2年後の今の自分が見たら、そりゃ体調も崩すわ。と思う。
昔に比べて楽観的になって、人に自分のことを共有するようにもなったので
いろんな人に助けてもらいながら、のんびり過ごしている。
やはり台湾では日本人の考え方はおおかた捨てるべきであると強く感じた。

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