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Kreva Class (2024/5/19)

“小林賢太郎引退”の知らせをきっかけにラーメンズ・小林賢太郎に出会ってしまったばかりに、これまで唯の一度も賢太郎さんの作品を舞台で見たことがなかった

知ってはいるものの、触れたことのないものが無数にある中で、私たちは何かを選んで、若しくはほぼ無意識的に引き寄せられるんだろうけれども
あるべきタイミングできちんと出会い、好きになるんだと思うことにしている
偶然に見えて、体験の蓄積が嗜好を形作るのだとすればむしろ、これは必然なのかもしれないと考えるようにしている
そっちの方が楽しいし

だから、出会うのが遅すぎたなんてことはなくて、2020年の私だから興味を持って、2022年の私だから好きになって、2023年の私だから映像や著書をなるだけ全て見漁ったんだと思う

そして二十歳最後の今日、初めて彼がつくる舞台に足を運んだ

私が憧れ続けた小林賢太郎の世界がそこにはあった

丁寧に作り込まれた構成や台詞の言い回し、言葉遊びの数々、セットやグラフィックス
全部全部小林賢太郎ワールドであり、krevaさんはじめこのキャストでしか成立しない舞台だった
笑って感心して、少し切なくなって、最後に最高に盛り上がる満ち足りた二時間弱を過ごせて本当に幸せだった

カーテンコールで客席の上、遥か遠くに賢太郎さんを見た
ロマンスグレーの髪と、白い肌
演者としてもこの上なく美しいのにな
できることなら、また舞台に上がってほしい
でもほんとに、生きていてくれて、こんなに素晴らしい体験をくれて、ありがとうございます
まだまだ彼が創り出す世界を見たい
元気で長生きしてほしい

終演後は、krevaさんのファンの方々が「初めての体験だった」「新鮮だった」と口々に言っていた
お二人共のファンなんだろうなという人もお見かけしたな
私はほとんど知らなかったけど、Dr.Kのパフォーマンスに魅了されたので、今「アグレッシ部」を聴いています

帰りに少し寄り道してけんたろさんの新作「表現を仕事にするということ」をようやく手に入れたので、今から読むよ

明日からも前向いて生活してこう

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