おもてなし

日本はおもてなしの国と言われます。ただ、他方、おもてなしに慣れきった日本人はDemandingと映ることもあるようです。外資系に勤務する知人が「360度評価で海外の同僚からDemandingと言われた」と不平をこぼしていましたが、さもありなんと思います。
例えば、Zoom、Google Meets、Teams、Webex、Slackなどのビジネスツール。自分でネットで検索すれば、ある程度、使い方はわかります。もちろん、調べてもわからないこともあります。
ところが、バブル世代を含む上の世代の方々は、調べる前に、まず、なんでもかんでも問い合わせしてくる傾向があるように思います。そして、回答してもらえるのが当然と考えていらっしゃるようにも感じます。
そして、困ったことに、「誰に問い合わせるべきか?」という過程も省略されているのかなと感じます。会社であれば、IT部門に問い合わせるのが通常と思いますが、IT部門ではなく、まず部下に問い合わせる「バブル期以前世代」の方々も多いのではないでしょうか。
「きれる老人」というのも、Demandingの裏表な気がします。サービスしてもらえて当然、対応してもらえて当然という意識があるので、きれるのだろうなと思います。
サービスは無料ではありません。何かを相手に要求するということは、相手の貴重な時間を削るということを改めて意識する必要があるように思います。

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