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効率と効果

代表のカズマです。

「効率を良くする」
「効果を最大化する」

この2つの日本語を私はもともと同じように使っていました。
今では完全に区別して使うようにしています。

業務改善!とか単純作業!とかでは「効率をどうするか?」というワードがよく使われます。
広告!とかキャンペーンとかでは「効果あるの?」みたいなワードがよく使われるイメージです。

「効率」と「効果」は何が違うのでしょうか?

自分なりの考えです。

効率;時間あたりの行動量を最大化すること

効果;結果の絶対値を最大化すること

例えば

テレアポを1時間で10件する仕事があったとしてアポ率が2%だったとします。
そうすると1日8時間電話かけたとして電話80件のアポ獲得は1.6件です。

効率という側面で考えます。
リストアップの際にリストアップの上手い方法を編み出し1時間に12件の電話が可能になりました。
そうすると8時間労働で、1日96件コールの1.92アポ獲得となります。
同じ労働時間でコール数が増えて結果としてアポ獲得も増えます。
これは効率化による成果です。

効果という側面で考えます。
テレアポをやめて、街で声かけ手法に切り替えました。とにかく人に声をかけまくります。
1日8時間声をかけ続けてなんと声かけ総数は400人!結果アポイントに3人繋がりました。
アポ率はなんと0.75%です。
効率はめちゃくちゃ悪くなっています。
ただ結果で見るとどうでしょう?もともとテレアポではアポ率2%でアポは1.6件だったのに対して
ナンパ手法に変えるとアポ率は0.75%ですが、アポは3件獲得しています。
労働時間あたりの効果は倍近くになっているわけです。

ビジネスにおいて効率も効果もどちらも大事です。
ただ、最近思うのは結局アウトプットが全てのビジネスでは
効率はどうでもよくて効果があったのかどうか?だと思うわけです。

効率というのは内側の話で、どれだけ楽して稼げるか?どれだけ残業を減らすか?どれだけ他のことに手をまわせるか?という視点はfor meです。
効果は外向けの話で、どれだけ相手の役に立つか?世の中に何を生み出したのか?という視点がfor youです。

個人的には効率と効果はどちらか一方ずつ語られる方がいいなと思います。
結果が出ていないうちに効率の話をしてもしょうもなくて、
非効率でいいからとにかくアウトプットをどう出すか?という話をした方がいいです。

ある程度結果が出てきたら、効率の話をする権利が出ます。
行動したら結果を出せるということなのでどうやったら効率を良くして生産量を増やすか?です。

で、効率化が進んだらまた効果の話です。
要領いいかどうかはガン無視して、どうやったらもっと結果出るか?という思考に移ります。

効果→効率→効果→効率→、、、

という交互にシーソーのように思考を巡らせていって生産性を高めていくものなのかなと。

「コスパ」という言葉を良く聞きます。
コスパコスパってコスパだけで生きていたらつまらないだろ!と個人的にすごい思います。

コスパの悪いイベントこそ人生の醍醐味だと思うし、コスパを追い求めた結果、
アウトプットとしているパフォーマンスそのものの絶対値が小さければ意味なくね?と思う派です。

合同会社こつこつ


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