お遍路さん【18日目】

夜中に高知と愛媛を震源とした、M6.6の地震があった。高知を歩いていると分かるが、津波の避難のための高台への案内板が随所に見られる。山の上も魚の化石が発見されており、地震等で隆起してできた土地なのだと、室戸ジオパークで学んでいたのだが、まさかこのお遍路旅で発生するとは思っていなかった。ちなみに、高知は南海トラフ地震の最も危険なエリアの一つでもある。幸いにも、震源からは遠いエリアだったが、アラートが鳴っている間は軽くパニックになり、震えて机の下に隠れていた。その後、急いで情報収集し、充電し、水道の水を汲み、靴をベッド横に用意した。

ニュースで周りの人に声をかけてくださいとの事で、同宿の海外の人にも声をかけたが、危機感のある人とそうでない人がいた。観光立国として政策を立て、円安も後押しして外国人観光客が多く来ているが、彼らへの地震対策の周知や案内などが適切にできているとは思えないので、政府は対策すべきだと思う。例えば、避難所と避難場所(このネーミングを分かりづらいから、避難生活所と、津波避難所等、名称変更してほしい)と現在地の地図を各宿に張り出してもらい、説明する事を義務づけると良いと思う。僕でさえネットで探すのを苦労したので、海外の方々にはなおさらだろう。

そんなわけで、バスや電車も運休の為、安全のために飛行機で帰る事にした。お遍路さんは一旦、区切り打ちです。お遍路続けてる方や住んでいる方々は、本当にお気をつけて…

宿の猫

地震の恐ろしさや、その時の感情を体験できて、もっと普段から災害対策を心掛けようと思った。
体験してからだと遅いから、めんどくさいけど、皆んなもこれを読んだらやるように!

ここまで読んでいただいてありがとうございました。帰還後に、残りの分をゆっくり投稿しようと思うので、良かったらご覧になってください。

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