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Youtubeの投資系番組は、かなり王道_R5.2.18

投資も決断も自己判断で!

  資産運用は、人それぞれの状況や、目標もあるので、これから自分が書いていくことはあくまで私見です。
  参考にするにしても、自己判断でお願いします。

Youtubeの投資系動画

 自分、あまりITが得意でないので、Youtubeをガッツリみるようになったのは、そんなに昔のことではないと思います。(記憶は曖昧)
 
 それで、自分、FP1級取得するような経済好きなので、資産運用とか株とかFIRE(早期リタイア)関連の動画を見たりするのです。投資本の解説なんて動画もあります。そこで言われていることは、自分から見ても、結構王道で常道だと思いました。

資金を増やすには:収入増・支出減・運用効率

 資金、まあ、お金・貯金と言い換えも概ねOKですが、増やすには、まずは収入増と支出減が重要。
  数式でざっくりイメージすると、
  収入-支出=資金(お金・貯金)
 
 それに過去の資金とその運用益が、合わさって、資本になるイメージすると分かりやすいと思う。(簿記的には収入に運用益を入れるのでしょうが、イメージ優先)
 式にすると、当年収入-当年支出=当年資金+過去資金+過去資金運用益
で、過去資金運用益は、過去資金×運用効率みたいなイメージです。

具体的に言われていること

 収入を増やすには、本業を頑張るとか・副業。
 支出を減らすには、家計簿つける・天引き貯金後で生活
 資金運用は、長期・平均的に高利回りである、米国・世界株のインデックス投資
 
 あとは、収入増・支出減・運用を、それぞれの個人ができる範囲で実生活や理想とのバランスを取りながら行うこと、と言った感じです。 

 なお、資金運用の効率、つまり利回りは平均で年5%のとイメージしています。複利だと15年くらいで倍になるイメージです。

生活の充実を優先すると資産家になるには難しい

 多くの日本人は、手を抜いて仕事も、散財も、危ない投資もしているつもりはないでしょう。

 でも、月10万円貯金を20年間、5%の複利で運用したとして、税引前で4,000万円くらいです。
 野村総研か何かのデータによると、日本の世帯の75%くらいが、金融資産(不動産を除くけど住宅ローンは負債としてマイナスカウントする)3,000万円以下です。
 資金4,000万円持っていれば、野村総研の区分の最下層から脱するわけですが、それになるのに、20年・月10貯金・5%運用を続ける必要があるのです。かなり厳しい道のりです。

マイホーム購入したら富裕層になれない?

 お金の話なんて、周りの人間としませんが、多くの方は住宅を購入します。その時点で、上記の野村総研の指標で、金融資産3000万円を持つことは定義上かなり困難になります。

 3000万円のマイホームを買ったら、ローン完済して、さらに3000万円の資金がないといけない…

 そういう意味で考えると、野村総研のデータ自体が微妙な感じもしますが、3000万円のマイホームがあっても資金が無ければ、大きな消費も投資もできないのです。株購入を進める相手は、資金がある相手だから、ああいったデータ定義にしたのでしょう。

 マイホームが値上がりして、不動産運用としても成功する可能性もゼロではありませんが、ほとんど無いでしょう。20年前の中古一戸建てが新築より高くなることは、今の日本ではほぼあり得ません。

富裕層ってなんだ?結局どうしたいってことになる。

 資金をどれくらい増やせばよいのか。結局、それは、夫々の目的次第。

 未来は不確定だから、正確なことは誰にも言えない。

 やりたいことは何。逆にやりたくないことは…それも自分次第。

 結局自分の状況・思考次第で、投資の王道もイマイチな気もしてきて、袋小路になりますが、自分がヒントになると思って、読み返したいと思っているのがナニワ金融道を書いた青木雄二さんのエッセイです。

 マルクスのことが書いてあったりで、微妙に思われるかもしれませんが、人気漫画家を引退し、少額でも生活は楽しめる・遊んで暮らすのは楽しい・自分で年金を作る、とか、FIREの先駆けのようなことを実践しています。
 
 青木雄二さんのエッセイには、投資系動画にはない、強烈過ぎる現実・リアル感があります。まあ現在ではNGな表現やら、そういう面もあるかとは思いますが、人間が生きるということは、キレイゴトだけではない。キレイゴトで済むのなら、世の中に戦争も犯罪も悲劇もないでしょう。

 惜しむべきは青木雄二さんが58歳で亡くなったことで、それを想うと、ストレスフルなマンガ家をもっと早く辞めるべきだったのかも。
 
 40過ぎた自分は、資金・資産増より寿命増を考えるべき時なのかと、想ったりもします。
 株は買うより売る方が難しく、仕事は就くより辞める方が難しい、のか。

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