学校での居場所がありますか

【1年間の成長を感じましょう】

 児童のみなさんは1年間をふりかえると、出来なかったことがたくさん出来るようになり、心身共に成長が見られるのではないでしょうか。ご家庭でも、お子さんといっしょにその成長を喜びたいものです。

 学校ハートサポート相談員として関わってきた児童の皆さんや、保護者の方々、教職員のみなさんの困りごとが、相談や支援によって改善していくのを見ると嬉しくなります。

 他人に相談したり頼ったりするのが苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の考えだけでなく第三者の考え方を聞くことで悩み解決の手がかりが見つかるかもしれません。話しただけで心が晴れる場合もあります。周りにそういう頼りになる存在がいると心強いですね。どうぞいつもこころが晴れやかでありますように。
  

【学校に居場所があるということ】

 毎日通う学校ですが、学習をする他に「集団生活を学ぶ場」でもあります。
 集団生活の中で過ごすには「過ごしやすい居場所がある」ことは大切なことです。
 もし学級や学校内で友だちとのトラブルがあったり、教員から出来ないことを何度も指摘された時などにマイナスな感情をもってしまったりすると、学級や学校がその子どもにとって「過ごしにくい居心地のわるい場」になってしまうこともあります。
 そうなると学級や学校にいても緊張したり不安になったり学校にいるだけで疲れてしまう場合もあります。
「行きたくない、やりたくない」という気持ちも出てくることもあるでしょう。それが反抗的な行動となって授業を妨げたりトラブルを起こしたりということにもなりかねません。
 
 例えば学校や学級内に親しい友だちがいれば、授業中も休み時間もどんな活動をするにも何かと心強いのではないでしょうか。
 
 それだけでなく、学級内で教職員や級友から認められたり頼りにされたり、必要とされたりすれば「自己有用感」が育まれます。友だちと仲良く楽しく過ごすことができれば「意欲をもてる場」となります。
 
 学級や学校が子どもにとって何かひとつでも「認められる」「やりがいがある」「楽しい」「うれしい」などプラスの感情をもてる場であれば、学校生活や勉強も意欲をもって取り組めるのではないでしょうか。
 学校ではそのように配慮していますが、もし保護者の方がご心配なことがございましたら、どうぞご相談ください。

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