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免許をとるのに事情聴取を受けた話

みんな大好きさぼてん主婦さんが、
地獄の教習所話を披露してくれたことで思い出したことがあります。

私、免許センターでの最終試験の日、警察から事情聴取受けたのです。

まだうら若き20歳直前。
よーし。運転免許取りに行くぞ!と気合を入れた私は必死で自転車をこぎつつ教習所に通う日々を過ごしていました。

そこで出会った人たちは、なかなか個性的な人ばかり。

・学科試験にことごとく落ちる、ギャルっぽい女の子(一度も合格しているのを見ていないけど、あの子免許取れたんだろうか)

・え?いまから免許とるの?という、もはや初老のおじいちゃん。

・仲良くなって良くしゃべっていたけど、その後縁を切る女の子(この話はまた後日)

私は運転のセンスがゼロではないタイプみたいで、実技初日に
「きみ、車運転したことある?上手だね」と言われる(自慢)

そんなこんなで、実技も学科も全て一発でクリアして
さぁ、最終試験を受けに免許センターへ!となったわけです。
※どの地域でも、最後の試験は免許センターで受けるのでしょうか?

細かいことは良く覚えていないのですが、
免許センター到着後、写真を撮ったり視力検査をしたりした後に学科試験。

次々と呼ばれていく受験者の人たち。
(確か電光掲示板に受験番号が書かれていて、番号が出た順に試験会場に入るみたいな感じだったと思います)

おかしいな。いつまで経っても私の番号出てこないんだけど?
と思っていたら、個別で呼び出される。

え?何?なんで私、呼び出された?
と思いながら、免許センター裏側の廊下を歩き、
試験会場とは違う、教官たちがいる教室みたいな場所へ連れていかれました。

そこには同じ教習所の人が2人。私を含め3人が呼び出しを食らっていました。

「あなたたちには、学科試験ではなく実技試験を受けてもらいます」

知っていますか?免許センターの試験では学科試験を受けずに、何名か実技試験を受けて免許の交付がされる人がいるってこと。

私はもちろん知らなかったので、軽いパニックです。
「今から車に乗るの?私たち3人だけ?なんで?なんでなの?」

「実技試験を受ける前に、少しだけ質問をさせてもらいたいですが、良いでしょうか」

はい。事情聴取の始まりです。
と言っても厳しく何か怒られたとかではないですよ。
だって、私何も悪いことしてないもん。

早い話、私が通っていた教習所で不正があり、
その不正の証拠をつかみたいので、通っていた私たちに話を聞いていたのです。

つまりは、同じ時期にその教習所で講習を受けていた人たちは、かなりの人数事情聴取を受けていたってことになります。

後から話を聞いたら、事情聴取を受けはしなかったけど、家に警察が来たって人もいました(怖すぎ問題)

そんな事情聴取を受けた後の実技試験。

三車線の道路で右折する時に、一番左のレーンからギュイーンと曲がったけど、「きをつけてね」と優しい言葉で合格にしてくれた警察の方どうもありがとう。

いや、だってさ!気が動転してたんだって!いつもそんなんじゃないのよ!褒められていたの!教習所では褒められていたの!

という私の心の言い訳は、ここに全て吐き出したいと思います。

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