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#28 感覚訓練ってなあに?

♡Mayu♡です。お盆休み中はゆっくり自宅でお休みしました💤いよいよnote再開します。体調によっては1週間間隔でのnote更新ではなくなるかもしれませんが、1週間おきに更新できるよう善処します💪

今回もショート版でのBリハでの訓練内容や感想などを綴ります🗒️よろしくお付き合い下さいませ😃


STB(サウンドテーブルテニス)の次に印象に残ったものは感覚訓練でした。
感覚訓練の目的は、

"使えるものはなんでも使い、(耳も手も※眼も使えるだけ使う)
視覚・聴覚・触覚・その他の感覚を使用して「安全で効率的な新しい行動システムを作る」ことです。"

※某リハビリテーションセンターHPより一部抜粋

感覚訓練は視覚障害のある人にとってはとても重要です。視覚を補うための情報源だからです。

そこで、感覚訓練の部屋に入室して、訓練を実施しました。
訓練では主に2つのことを実際しました。
手で触るとザラザラしていて形が分かるようになっている見本となるテンプレートを参考にして、
①正方形の枠の中に7つのパズルを当てはめる
②ネジとナットを使って立体図形を作る
でした。

①は小さい頃から図形を組み合わせてピッタリ収めるのは好きで「めばえ教室」という知育教室に通っていたほどスキだったので、手探りで形を掴んで時間がかかりながらも何とか課題をクリア出来ました🙆‍♂️ふう、なんとかやり遂げられて安心😮‍💨というのが率直な感想です!

とても苦労したのが②のネジとナットを使って立体図形を作る作業でした。そもそも左手に麻痺がある私は訓練直後に訓練士さんに左手に麻痺があることを見抜かれました💦そこで、なるべく両手を使うよう指導されました。ですが、私にとっては左手でネジを掴むことでさえ手が震えて掴めない。掴めたとしても、すぐにネジを落としてしまう上、落としてしまったら目が見えずにどこに何があるか見つけることができない。という困難にぶつかりました。嫌になった私は何度かその訓練をサボったのですが(訓練士さんごめんなさい)、常にサボるわけにもいかないので渋々訓練に参加すると、小さいネジやナットを見つけるのは至難の業だろうと判断してくれ、妥協していただき、落とし物は訓練士さんが探して机の上に置いてくれました◎それは良かったのですが…問題となったのはナットを手で保持した状態でネジを埋め込み、ドライバーでしめることでした。この訓練によって、距離感を掴むことができるようになるとのことですが、距離感が全く掴めないのでイライラするばかり。他の訓練を受けている方は視覚に障害があるだけなのに、なぜ私だけが麻痺というハンデまで負った状態で訓練を受ける必要があるのかと涙しながら訓練を受けました。ネジを刺して右手を使ってドライバーでネジ閉めする作業を1つするのに40分はかかりました。それでも訓練には食らいつかなくてはならず、訓練士さんに文句を言いながらも何とか課題をやり遂げました。

①や②の課題をこなし、物の距離感が少し分かってきて自信が付いてきた事でこれまで目が見えず左手が麻痺しているからと諦めていた事にも色々とチャンレンジするようになりました!
例えばお茶碗を左手で持ってお箸を右手で持って、お米を食べる事です。何だそんな事かと思われてしまうかもしれませんが、私にとっては左手を使わなければ茶碗を持つことはできず、お米を掴むにも距離感が掴めずにとても難しい動作でした。
これまでであれば無理だと諦めていましたが、ネジとナットの訓練に比べればと毎日頑張るようになりご飯を両手を使って食べられるようになったのも感覚訓練のおかげだと思います。

私が文句を沢山言ってもいつも優しく受け止めてくれた訓練士さんには感謝です🩷

Bリハを卒業してから2年近く経った今でもその訓練士さんとは仲良しで時々電話をして近況報告をしています😉
今回この記事を書く時も当時の事を思い出すために訓練士さんに電話をして、私どんな感じだった?とお伺いしました笑



(本内容は2021年当時に私の身に起こったことを記事にしています)
2023.08.26記)

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