神格師 または神格(偽)師

栄誉のマヌスがヒトの記録、思念を象る。
あるいは最後の鳴動の私物化。
タナカさんの走馬灯から、サトウさんの再開へ。
個人ではなく 人類という枠組み。

光景の引き継ぎ。
呼吸 ニオイ 音 データは全て生きている。
という、まやかし。
それらは生きていても、それらを司る支配者は変遷する。
死者から生者へ。
死者を忘却の彼方に捨て去り、せっせと新たな生者との時間に集中する。

今、ヒトの生死すらもエラいヒトの手中にある
どうか死んでいてほしいと願っている神格師が、ヒトの生死を判断する。


もう、生にも死にも執着しない。
エラいヒトが1+1=100だと言えばそうなる。
一握りの者達が常識を変え、世界を変えるのだ。

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