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創価3世が婚活していたとき、宗教カミングアウトはどうしていたのか?②

婚活コンサルタントの菊乃さん(@koakumamt)が新興宗教2世の婚活について調査をしたいと思われているそうです。

菊乃さんは以前も宗教2世に取材した記事を書いてくださって感謝、感謝。
でもあんまり婚活業界で宗教2世問題について取り上げてくれてる仲人さん、いないよね~と言っていたら、フォロワーのさくたろうさん(@sank_yu)が埼玉県川口市のラプンツェル相談所の記事をシェアしてくれました。

お近くの方はご相談されるといいかも。
どうせなら、宗教2世もサポートしますよって言ってくれてる仲人さんに頼みたいですからね。

いろいろと探してたら、ナレソメ予備校という結婚相談所のYouTubeが一番参考になりました。

10:48から。まさに私がやっていたこと、考えていたことと同じ!
婚活でどのようにカミングアウトしたらいいのか、はこれだけ見ればいいのではないかというくらい。動画だからわかりやすいし、ピッタリのものが見つかってよかったです。

さて、婚活中、具体的に私がどんな風に宗教カミングアウトしていたかというと、

私の状況は以下の4点だったので、会って2回目に言っちゃうことが多かったですね。
①自分の在籍がまだ創価学会にある上に、創価大学出身であること
②宗教問題について話すのに慣れている
③両親が配偶者に入会を強要するとは考えづらい※この点が最重要
④女性である(宗教問題は男性よりも女性の方が忌避感を感じやすい)(これは結婚後9割の女性が改姓を強いられており、義両親とのコミュニケーションコストを妻に丸投げする夫が多いので、仕方ないことだと思います。嫁姑問題と違って、婿舅問題はドラマにならないでしょ?)

20代前半の女性とか、高収入ハイスペとか、お申し込みがたくさんある人気会員だったら、先に言っちゃってもいいのかもしれないし、恋愛下手だったり、条件が悪い場合はしっかり信頼関係を築いてから告知する方がいいのかもしれません。

私は具体的になにを話していたかというと、こんな感じ。

「私は○○さんと一緒にいると楽しいし、またお会いしたいと思っているのでお話しますが……実は私の両親は創価学会に入会していて、親戚全員が信者なんです。私は活動していないし、結婚相手を入信させるつもりはありません。ただうちの両親は本当に熱心に公明党を応援していますので、結婚したら恐らく『投票して欲しい』と頼んでくると思います。そのときは話だけ合わせて欲しいんですけど、大丈夫でしょうか? 勿論投票先は、ご自分で決めていただいて構いません。ただ両親が『公明党に』と言ったら『はい』と頷いてあげて欲しいんです。」

これで素直に「いいですよ!」って言ってくれる男性かどうかを見てました。受け入れてくれない男性だったら、お互い不幸になると思っていたので。

私が話した相手のうち、
1人目は私と同じ創価3世だったので問題なし(そもそも私が創大生だったので会ってくれたらしい)。
2人目は「創価大学出身だからそうなんじゃないかな?と思ってました。僕の親戚にも学会員がいるので、問題ありません」。
3人目の男性は「創価学会?公明党?よくわかりません」という感じだったので、私が説明して「選挙のお願いされるくらいなら問題ないですよ」というお返事でした。

両親が介入してきそうだったら「小型の仏壇だけは新居に置きたいんだけど」とか「書籍や新聞代込みで、年間10万円もお布施してないし、父はこういう仕事をしている人だから、経済的に頼ってくることはないんだけど」とか、あえて少しネガティブな情報を入れておいてもいいかもしれません。
「まあそのくらいなら平気かも……」「結婚前にちょっと脅されてたけど、義両親結構普通の人じゃん?」と思ってもらえるくらいのネガですね。

もし縁を切らなきゃいけないほど両親が宗教にのめり込んでいる場合、「私は脱会届を出したし、絶縁した。申し訳ないけど、結婚式には両親は呼べないし、両親から離れた場所に住みたい」くらいに留めておいて、具体的なエピソードは徐々に話すのがいいかもしれません。

夫はちょっと怖いくらい宗教のことをすんなり受け入れてくれたのですが、彼の唯一の懸念は「ケイちゃんって他の宗教のお葬式には出られるの?」ってことでした。出られるし夫が亡くなったら夫実家の宗旨で私が喪主となりお葬式を出すつもりなので、何の問題もありません。

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