ちょっと大掛かりな歯科矯正の話9

無事に新年を迎え、餅が器具にひっかかりとれてしまう可能性があるときいていたので八幡巻と栗きんとんをひたすら食べたお正月。あんすたの5周年の展示会を見てぶち上がった冬休み。

はじめてのお誕生日でミラコスタサプライズをしてもらって年甲斐なくはしゃいだお誕生日。

舌小帯切除と抜歯後は、特に激しくやばい!!って事もなく、毎月のワイヤー調整直後に噛むのが嫌になるくらいの違和感で済んでいた。おかゆのレパートリーも増え、なんなら月一にやってくるダイエット期間のように楽しんでいた。

事態が変わって来たのは、そう、春あたり…
「夏頃いけっかなー?」
手術の話が、ちらつかされるようになってきたのだ。

上顎の抜歯した隙間はかなり狭くなり、1センチも空いてないくらいの小さな隙間に進化していた。それだけ、歯が動いて来たってことなんだろうな…と感動をした。

「とりあえず今日の調整でどんくらいになるかで、また次回話しようか」
と、いうのを4回くらいやった。そう、季節は夏になっていた……

「いまこんな状況だから、年明けくらいかもしれないな」

そう、ただいま新型コロナの感染者数がめちゃくちゃ増えたあの夏真っ最中。病院がとても大変な状況なので、きっと昨年の様子を見ると冬あたりは満床ではないかという予測だった。

もう手術いけそうなくらいまできてる、と先生に言われてドキドキ。なんせ全身麻酔での手術なんてした事なく、経験があるのは部分麻酔の肩くらい。人間が焼かれると魚の匂いがするんだな…と学んだ、あの日以来である。

夏を終え、秋に入る前…半年健診で普通の歯医者さん、あの楽しみだねぇと言っていた歯医者にも行ってきたのだが、

「そっか年明けか〜!きっと春前だよね、今の状況だとね。いや〜楽しみだねぇ!どうなるんだろうね、みんなやばいって言うけどどれくらいだろうねぇ、頑張ってね!」

と、めちゃくちゃ楽しみにされていた。虫歯もなく、この日も普通に茶渋をとって終わった…。

そのまま調整を繰り返し、ついに冬…

「2月と3月ならどっちがいい?」

明確な手術の予定の話が出て来たのである。ここから怒涛の日々が始まろうとしていた……。


次回!「誕生日があるから2月は嫌です…」と言う私、「ふざけんじゃねぇよ」と言われる私!直前のコロナくん感染大爆発…アルセウスの発売、よくわからない自分の顎の骨の形!説明が頭に入らない!そして、入院へ———

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