ちょっと大掛かりな歯科矯正の話3

前回の続き…半年おきの通院、変わらぬ歯並び、毎回とってもらう茶渋…。突然世界に蔓延したコロナくん、初めての緊急事態宣言…私は、世界は…どうなっちゃうの…?!

初めての緊急事態宣言では、初めての試みが多すぎて急激に世界が変わってしまった。仕事はお子様をお預かりする仕事のため、預からねばならない、でも接触を控えなければならないという矛盾と戦いながらの日々。

大好きな舞浜も閉園して年パス更新が出来なくなり、楽しみにしていたスタステも中止。初めて行くはずだったユニバも、コナンのカフェも、何もかもが無くなってしまった。

日々返金手続きに追われ、戻ってくるお金を貯金していく。出かけられないからお金も使わず、多めに貯金をして……おや?通帳残高の様子が…

ちょっと、もしかして…今私お金持ちなのでは…?そういえば、昔これだけあればゲームいくつ買えるとか考えてたっけ…と思い出したと同時に、コナンくんが犯人に気づいた時のような閃光が私の頭に走る。

今マスクで顔が隠れるご時世…貯まった貯金…もしかして、あの時の″今″がきたのでは…?

ケツイに満ちた私は、ちょうど2ヶ月先の定期検診の時に歯科矯正の相談をすると心に決める。あそこでは出来ない、けれど確かどこかを紹介してくれると噂できいたのだ。

2ヶ月後、初夏の事である。定期検診で向かった歯医者で、いつも通り茶渋をとってもらいすっきりしたところで先生に声をかける。

「今からの年齢で歯科矯正っていけますかね」

「え〜!!やっぱりやった方がいいって思った!?いいんじゃないかな、まぁ子どもに比べたらなかなか動かないかもしれないけどまだ若いし、マスクで目立たないしね!どこがいい?3箇所くらいあるけど、やっぱり一番近い所がいいよね?君の家の近くにも一箇所あるよ!」

お手紙かいておくから!これパンフレットね!となんとも手際よくパンフレットと紹介状を渡してくれた。なんなら、「楽しみだねぇ!」と言っていた。やるのは私である。

パンフレットを開くと、綺麗な院内の写真と、大体これくらいかかるよっていう工程と値段が書かれていた。値段はやはり、大人の方がちょっと時間がかかるからか120万前後…まぁ、ちょっと特殊な歯並びだからそれくらいはするだろうと覚悟をしていたし、まぁまぁ。そして場所は最寄りの駅前、なんともいい場所。

「先方と電話で日程相談して行ってごらん。いや〜そっか、いいタイミングだねぇ、楽しみだねぇ〜」

と楽しみにしている先生にお礼を言い、後日電話をする事に。

電話をすると優しいお姉さんが出てくれて、歯医者さんからの紹介の事、日程を相談して無事に予約完了。

次回、いざ…矯正歯科へ!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?