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#32 取りにくいキャンセル料。

私の宿も他の宿泊施設と同様にキャンセル料を設定している。発生は7日前からという一般的な部類。

予約日が近づいてきてからキャンセル連絡もある。

特に私の宿はファミリー向けであるので、お子様の体調不良などで泣く泣くキャンセルという方もいる。

そういった連絡が来た場合、キャンセル料はいただかずにまた別の予約をお取りくださいとご案内していることが多い。

最近はキャンセル料が取りにくい。
宿泊する側は泊まってないんだからキャンセル料は払いたくない。気持ちはわかる。最近は、他の宿ではキャンセル料なしでキャンセル出来た、おたくはなぜできないのか?という勢いで訴えてくる方もいる。しかも厄介なのは、それを相手側はSNSなど何かしらのツールで発信できる。警戒が必要なのだ。

ただ宿側の主張もご理解いただきたい。部屋を確保してそれ以外のお客様から問い合わせがあってもお断りをしている。そもそも旅行サイトなどで部屋の販売をしない以上、別の予約も入らない。キャンセル客がそこの予約をしていなければ他のお客さんが予約をしていた可能性が多いのである。

そういった側面があることをぜひご理解いただきたい。

さて、昨日の問い合わせ。

楽しみにしている。
台風が来ている。
キャンセル料がかかるが払いたくない。
別日程への予約変更で対応して欲しい。

である。

長く宿をやっているので台風などのキャンセルなども多くあった。本当に危険と思うときはこちらからご連絡差し上げて、キャンセル料なしの予約変更をご提案している。
しかし台風は難しい。
方向や速度など進路予想が大きく変わることもあるから。
台風一過の晴天で旅行日和なんてことも過去に多くあるから。

今回の問い合わせには、変更する別日程をお知らせください。
と伝達。キャンセル料は取らない。そこにかける心身の労力が正直煩わしい。

さてさてどうなることやら。台風の進路に注目。

本日もお読みいただきありがとうございました。

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