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17.看護師の髪色問題

とある病院で働いていた頃、ある若いナースの髪の色が問題になった。
明るい茶色だったのだ。
その病院では今まで特に髪の色の規定は、常識の範囲内で派手過ぎなければよい。といった感じで、髪の明るさには言及していない。

師長が注意をし染め直しをしたらしいが、やっぱりまだ明るすぎててちゃんと改善できていないというのだ。

世界にはいろんな髪の色の人種がいる。金髪もいるし、茶髪や赤毛もいる。アフリカ系のナースはプレデターみないなトレッドヘアだったりするのだ。

だが、島国日本では黒がスタンダード。田舎暮らしの私の子どものころは、近所で見かけた茶髪はヤンキーだけだった。金髪女性は見たことも無かった。おしゃれなお婆ちゃんは白髪を染めて、うす紫になってた人も居たが・・・。

はっきり言って、私的には同僚の頭が赤かろうが、青かろうが、緑だろうがきちんと仕事をしていれば良い。
逆に派手な色・奇抜な色をしていると目立つので、普段の業務中の所作や言動が注目を浴びてしまい、些細な事で注意を受けてしまうリスクがあると思ってしまう。

派手な色は患者さんをビビらせてしまうことがあるからダメなのだろう。
コイツに何されるか分かったもんじゃない!と思われてはいけない。
看護以前の問題となるのだ。
昔、私が109に買い物に行ったとき、ギャルの店員さんが物凄いバシバシな付けまつ毛をしていた。特に接客を受け、会話をしたわけでもないが、私はそのまつ毛に威嚇され、怖くて買い物が出来なかった。早々に店から立ち去った。きっとそれと同じだろう。(笑)

だがしかし、今は令和の時代。多様性が認められてきている。
みんな違ってみんなイイ!」の時代になっている。
ましてや個人の私生活にも制限をかけさせてしまっているこの髪色問題

そこで、私からの一つの提案。
まず病院規定の基本の髪の色を発表
でも、髪の色をどうするかは本人の自由。赤でも青でも金髪でも何でもOK!
ただし、病院規定以外の髪色にしている場合、仕事中、黒・または病院規定の〇番までのトーンのヘアウイッグを着用し、元の髪色を隠すこと。
です。

ウイッグを着けていると、きっと頭が蒸れるが、それでも好きな髪色を突き通したい。私生活の充実を侵害されたくないという人には、染め直して来いと言われるよりは、病院側からの歩み寄り案になりそうじゃありませんか?

看護師はストレスが多い仕事なのですからせめて休みの日は、仕事と私生活を切り離して好きな自分の姿でゆっくり、時には楽しくリフレッシュして過ごしてもらいたいです。
将来、「昔は看護師は髪の色を規定されてたんだよ~」って言える未来になっててほしいですね。

おしまい。

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