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義実家は暇という事実

「義」って、もう少しいい意味のような気がしたが。義理という言葉は、義務に近い響きをもつ。義理でチョコをあげる、義理で葬式にいく、義理だからしょうがない。でも何か、そこになんらかの「理」があるのが義理だ。だから義理の父、義理の母なんて言い方になるのか。

私にはいくつかの立場がある。子供の父親であり、妻の夫であり、会社の役員であり、マンションの理事長であり、大学の後輩の先輩であり、妹の兄であり、甥の叔父であり、友達の友達だ。しかしながら、この義理の息子という立場は、なかなか絶妙に暇な立場である。

このゴールデンウィークには、義理の実家に滞在している人も多いと思うが、みなさん、いかがお過ごしですか。まだ緊張して、トイレ行くタイミングも分からない人たちもいるでしょうか。僕みたいにもう結婚して10年もたてば、それなりに手持ち無沙汰の時に逃げる和室を確保して、座布団を枕にして寝たふりしてスマホいじってる人もいるだろうか。

お酒飲まないと今一つ会話が進行しないので、昼も夜も飲むわけだが、そうなるとこの時間はただ昼寝をする羽目になるわけで。ウロウロしたりリビングにいてもきっとみんな落ち着かないし、どこかで一回消えるのも義理の息子の仕事だし、この昼寝だって戦略的な意味を持つと僕は思っているわけで。

義理のお兄さんは、僕の方が年齢が上だけど、でも立場は弟だから、僕はそれなりに丁寧な言い方をしたり、相手もぼくが年上だからちょっと敬語みたいになってて距離が10年あってもなかなか縮まらないけど、今日はなんとなく仕事の話で盛り上がったりして、ちょっと楽しかったな。そんな関係を、義理というのかな。

そしてそんな義理の実家で、曜日の感覚をなくした僕は、今日が土曜だと気づいて慌ててnoteを開き、1週間に1回記事を書くという自分に課した義務を果たしているのであります。暇な義実家にnoteはしっかり活躍してくれています。皆の義実家ステイに幸あれ。






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