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sound of trumpet ラッパを吹き鳴らせ

メアリー女王の誕生日のためのオード 
「来たれ、汝ら芸術の子」 Z. 323 -
Come, ye sons of art away, Z. 323


作曲者:Henry Purcell (1659-95)  
ヘンリー・パーセル

バロック時代の英国音楽の著名な代表者である H. パーセルは、ロンドンで生まれ、ウェストミンスター寺院のオルガンの近くに眠っています。
メアリー二世女王の誕生日ごとに、彼は女王に敬意を表してオード(頌歌)を作曲しました。この 1694 年の作品は、執拗な低音 (またはグラウンド)、変奏のきっかけ、および 2声間の模倣的な対位法に基づいて構築されています。

1968(09歳)
 王室礼拝堂付属の少年聖歌隊の一員に
1674(15歳)
 ウエストミンスター寺院のオルガン調律師に
1777(18歳)
 王室の弦楽合奏隊の専属作曲家に就任
1989(20歳)
 ウエストミンスター寺院のオルガニストに
1695(36歳)
 死去

弦楽合奏隊チャールズ2世が、フランスのルイ14世の「24のヴァイオリン(ヴァンカトル・ヴィオロン)」に倣って1660年の王政復古の後に宮廷に設置したもので、音楽を好んでいたチャールズ2世がパーセルの才能を見抜いて抜擢したとされる。

ヘンリー・パーセル - Wikipedia


「トランペットを吹き鳴らせ」で、トランペットが聴こえてこないのはなぜ?

有名なデュエット「トランペットを鳴らせ」では、パーセルは実際に名前のついた楽器を使う誘惑に抗い、代わりに2小節の活気に満ちた変調するグラウンドベースを選び、その上で2人のカウンターテナーが技巧を披露し、王室の通奏低音奏者に素晴らしく個性的な旋律を与えた。
'あなたは岸辺を揺らめかせる' ではオーケストラから苦笑いが起こっただろう。なぜなら、バンドに座っていた2人の楽器奏者は、有名なトランペット奏者のマティアスとウィリアム・ショアだったからだ。

パーセル:頌歌と歓迎歌全集 ブックレット


Come, ye sons of art away, Z. 323
(メアリー女王の誕生日のためのオード
「来たれ、汝ら芸術の子」 Z. 323 )

1) Symphony
 (シンフォニー:序曲)
2) Come, come, ye Sons of Art
 (来たれ、芸術の子ら)
3) Sound the trumpet till around
 (トランペットを吹き鳴らせ)
4) Strike the Viol
 (ヴィオルを鳴らし)
5) The day that such a blessing gave
 (これほどの祝福を与えたこの日は)
6) Bid the Virtues
 (美徳を祈る)
7) These are the sacred charms that shield
 (これらは守護の神聖なお守り)
8) See Nature, rejoicing
 (自然を見て喜ぶ)


Sound the trumpet till around 歌詞


Sound the trumpet  Z.335  
詩: テイト (1652-1715) アイルランド
※ のちに「メアリー女王誕生日の祝典オード」の第3曲に転用

Sound the trumpet till around 
You make the listening shores rebound.
On the sprightly oboy play. 
All the instruments of joy
That skilful numbers can employ 
To celebrate the glory of this day.

鳴らせ トランペットを 
辺り中に 耳傾ける岸辺にこだまさせるのだ
軽快なるオーボエに乗せて奏でよ 
すべての楽器を喜びのうちに
技巧に満ちたナンバーを奏でられる楽器を 
祝賀するためにこの日の栄光を

パーセル Sound the trumpet (biglobe.ne.jp)


学び

● Basse continue
● Écriture en imitation
● Modulation au ton de la dominante
● Modulation au ton relatif
● Mineur mélodique
● Vocalises
● Unisson

1694 メアリー2世は33歳で死去
1695 作曲家パーセルは36歳で死去

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