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攻めの香をうまく使ってみよう(前編)
※はじめに
・本記事は「ごいたのルールは覚えたけど、勝ち方がわからない人」に向けた内容になっています。
また、VRSNS「VRChat」内にあるVRCごいた集会での環境(メタゲーム)を想定した内容になっています。
・その為、各県にあるごいた支部など現実世界での定石と若干の相違がある可能性があります。
前回、前々回の記事では何かと”※例外があります”と書かれてきた香。
この記事ではその香をピックアップして解説していきます。
今回の記事は「掛かり」や「応え」のような明確にこうした方がいい。というような内容ではなく、考え方や、こうなったらいいね(いやだね)を記していくので参考にしてもらえると嬉しいぞ。
おさらい
ご存じの通り、香は王、玉では受けられないルールが存在します。
言い換えると香は現物でのみ受けられます。
このルールがある為、香の攻めは非常に強力で、受けるための香も同じくらい重要になってきます。
2香を持っているときの打ち方(攻め方)
![](https://assets.st-note.com/img/1706667253704-fvZw51THFH.png?width=800)
香を含む複数の攻め駒候補がある手駒が配られたとします。
2香かそれ以外の攻め駒、どっちを先に打てばいいの?
という疑問に対して本記事は解説していきます。
まず結論からお話しますと、王、玉を持っていれば香から打つ。
王、玉を持っていなければ香以外から打つ。
と打つのが本場能登では一般的とされているようです。
王、玉があるという情報量で勝ちにつながる打ち方を、味方と共有しやすいというメリットがある為です。
画像を使った例をいくつか挙げますので見てみましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1706667260451-RlmiFa7gN9.png?width=800)
上と同じ画像ですが、このような手駒。
自分から打ち出しの時に攻め駒の候補として、金と香がありますね。
一見すると、通りがよい(見逃しのパスがされやすい)香を1打目の攻めに使いたいところではありますが…。
![](https://assets.st-note.com/img/1706667300287-Rfv6a2ujFF.png?width=800)
この場合は王、玉を持っていないので金から打つのがよいでしょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1706667315265-pFWgz0dpbL.png?width=800)
もう一つ例を挙げます。
画像のように香以外に2枚掛かっている駒が無い場合もありますね。
![](https://assets.st-note.com/img/1706667326137-mVKdz7xR6u.png?width=800)
この場合は1枚だけ持ってる大駒(飛、角)から打つのが良しとされます。
過去の記事で、単一の大駒の後の香は2枚ある。と紹介したのはこの手順が存在する為でした。
味方に王、玉持ちを共有するメリット
前述の打ち分け方を味方と共有していた場合、次のような手順で打つことができます。
複数のパターンがあるのでいくつか挙げていきます。
➀ はりま王(自分と味方で王玉を持ち合っている状態)で香を持っている場合
![](https://assets.st-note.com/img/1706515587042-x6dN9LPVCV.png?width=800)
敵の攻め駒を王で受けて香を攻め駒として見せる事によって、味方の香受け王で即時上がることができます。
この連携は特に強力で、香を受けられたとしても味方は王受け香と攻める事ができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1706515599276-zPHLqC6qHI.png?width=800)
②-1 王を持っていなくて香を持っている場合
![](https://assets.st-note.com/img/1706516080656-W1ufbwHdfH.png?width=800)
敵が王で受けた直後に香を打つことでも、王を持っているときとほぼ同じような状態を作り出せます。
当然状況によるものなので、絶対に王が出るまで待つようにということではありません。
王が早めに出たら香を出してあげましょう。
②-2 王を持っていなくて香を持っている場合
![](https://assets.st-note.com/img/1706516555884-6pZLfTXpAA.png?width=800)
敵がリーチする前に3打目で香を打てる状況が作れそうなら、3打目に打つのが有効です。
敵側に受けなければ上がられる香として打つことで、味方の香打ちを受からない攻めとして打たせることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1706516740481-0jPwRNbxVq.png?width=800)
②-3 王を持っていなくて香を持っている場合
![](https://assets.st-note.com/img/1706517589167-TWUDZRCgYC.png?width=800)
自分が敵より早く3打目を打てなさそうな手駒である場合は、1打目に1香を見せてしまってもよいでしょう。
味方が3打目に香を打ち切っても問題ない事(敵側の香に逆襲されない事)を伝えられます。
※2香持ちの時に香を打ち切ってはいけないパターンが存在します。
コチラは後編記事にて記載します。
これらのように王を先に見せる事や香の在所を示す事で、2香王持ちの味方を上がらせたり有利に手を進めさせることができます。
強力かつ簡単なペアプレイ(アシスト)ができる事が最大のメリットです。
王を持っていなくても香から打つ場合がある
![](https://assets.st-note.com/img/1706517839625-UubDFIn7eS.png?width=800)
しかしながら、王を持っていなくても香から打ち始める場合も存在します。
画像の例のように、4しでし打ちや大駒の後に2香を伝える事が難しそうなケースなどが考えられます。
この場合、打ち手側は王について考えなくて問題ありません。
もちろん、しや大駒から打ち出しても情報としては正しいのですが…。
香の在所を確実に伝えることがより大切な仕事と考えられます。
![](https://assets.st-note.com/img/1706518109881-jdjbtoYZRj.png?width=800)
ひとつ前の画像から1打目香を打って、受けられなかった場合の進行図になります。
味方視点では2打目にし打ちをして手駒が弱い事を伝えられています。
この場合は味方に王が無いかもしれない事を考慮する必要があります。
王持ちの打ち方と矛盾が発生しますが、味方の手駒事情を察知して安易な王受けをしないなどのプレイングも必要です。
後編記事では2香を打ち切ってはいけないパターンを紹介します。
よろしければこちらもご覧ください。
(現在執筆中です!)
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