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隙間はヨハク

山形県金山町の関係人口創出プロジェクトのワークショップに行った時のことです。すでに金山町に住んでいる人と、行ったことすらない人が、金山町との関わり方について話し合っていました。お互いのバックグラウンドが違いすぎて、会話が進まず、うーん…と黙り込んでしまいました。こんな時、共通の話題に移る誘惑に駆られます。けれども「分からない」ということが分かってから、それでもぽつり、ぽつりと言葉を紡ぎ出していきます。二人は共通項を探すのではなく、立場は違うまま、同じ隙間に目を向けようとしていました。このとき、お互いの隙間は、埋められるべきものではなく、新しいものに出会うためのヨハクだと気づきました。

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