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子どもファースト

日曜日の午前中は地域の小学校の体育館に行く。
もうかれこれ18年ほどになる地域活動です。
地域のスポーツ団体(スポ少ですね)
に属し、子どもたちにバスケットボールを通してスポーツの楽しさを伝えることをしています。
常々バスケットボールの技術を「教える人」ではなく、楽しんでもらうための「送り人」でなくてはいけないと思う様にしています。
(もちろんスキルの高い選手を育てたいという気持ちもあります)
なぜなら将来を持った人の、スポーツの入り口のところに関わらせてもらっている。という思いがあるから。
私が楽しがるんじゃなく、とにかく主役の子どもたちにバスケの楽しさを知ってもらうのが大切な役割だと思っています。
でも相手は「空気を読む天才」たる子どもたち。
こちらが楽しくない様な素振りを見せると楽しんでくれません。楽しんでもらえないと成果を得られない。
そうするとやることの意味が見えなくなってきて「続けていけない」となりがちです。
これは教える立場の大人だって同じことですよね。

そうならないように思考錯誤するのですが、これがとても学び多くて奥も深いなと思い知っています。
そう、二周ぐらい回って最終的に大人の私のほうが学んでいるということに気が付いたんです。50代になってやっとです。

こういう事を書くと「きれいごと」とか、いろいろなご意見あろうと思われますが、それでいいんです。
これが私がこの地域活動を続けている一番の理由なので。せっかくnote始めたんだしこれからは少しづつ書いていこうと思います。たぶん誰も見てないし。(見てほしいホントはね)

子どもたちはとにかく言葉以外での「察知能力」がすごい。
ちょっとした心の乱れや綻びはすぐに気づかれます。
お仕事や家のことでイライラなんかしてたらもう一発です。
やはりポイントは「目線と笑顔」。
その日のメンタルコンディションによっては子どもたちの眼を見ないで話したり、笑顔を忘れてしまったりしますね、私もやっぱり普通の人なので。
すると一気に変な空気を作ってしまって。例えば途中で練習を離脱してしまったりする子が出てきます。(具合が悪くなって)
そのたびに「またやっちゃった」となって、ではどうあれば良いのか?に考えを巡らす。
これを私は「思考の沼」といいます。(誰にも言った事ないけど)
「思考の沼」は本気で向き合って考えないといけなくて、
考えたとしても、その時に答えが見つかるかどうか解らない。
でもちゃんと考えると、いつの日か嬉しいことが返ってきます。それが答えなんでしょうね。
一番嬉しいのは中学や高校でも、部活でバスケを選んでくれたときかな。
子どもファーストとは「思考の沼」なんじゃないかと思う今日この頃です。

それと、子どもたちは前向きな言葉が大好きです。
例えば、「もちろん!」だとか「やったねー!」とか「イエー!」。
あと「ありがとう!」。こういうワードにはみるみる目が輝きます。
こういうのは学年にもよるんじゃない。という話もありますが。
高学年になるほど反応が薄くなると感じがちですが、私はそれは勘違いだと思います。感受性が豊かになっているので心の奥でしっかり反応しているはず。と信じています。

着地点が見えなくなってきたのでまとめます。
私がかかわる地域活動が、いったいどれだけ地域に貢献しているのか、まったく謎です。歳も歳だしちょっと大変なところもありますが(少しだけね)。
でもとても良い「自分磨き」になっていることは間違いです。
この先いつまでこれを続けられるか解りませんが、
子どもたちやご父兄に、そしてこれを理解してくれる妻にも感謝したいです!

最後に。
近年は団員が少なく、公式の大会などには出場できない状況が続いていて少し責任も感じています。
そもそも地域の子どもの人数が年々減少しているのも大きいいのかな。
今、私たちのチームは選手が4名。
それでも今日も楽しく練習できました。最後にすこしだけやった野球、いっぱい走って楽しかったね。
さて、来週はどんな練習しようかな。

最後まで見てくださりありがとうございました。
子どもファーストの話し、また書こうと思います。



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