メンタル改善するために取り組んだこと。

 私は昔から話すのが下手だったので、その代わりに道化を演じて人の輪に入れてもらっていた。その割にプライドが高かった。そのプライドの高さを否定されるのが怖くて、わざと低い位置に行って否定されないようにしていたのだろう。プライドの高さを守るためにプライドを捨てるふりをする、という心の流れ。

 大人になって、その弊害が来た。あまりに自分自身を否定して、ペルソナを使いすぎたために、自分が本当は何をしたいのかが分からなくなっていた。そういうことは恥ずべきことだと思っていた。教条的な意識に縛られすぎて、自由に選ぶ権利が私にはないのだと思いこんでいた。

 自分が嫌いだった。プライドの高さも、賢さで人を判断しているところも、内心他人を見くびっているところも。今思えば、自己愛性パーソナリティだったのかもしれない。実のない空疎な感情ばかりがあった。

 最近は、なんだか温かい感情が生まれるようになってきている。そのことを私は嬉しく思う。その要因を考えていこうと思う。

①自分の感情に素直になるようにした

 生まれた感情に蓋したり、ごまかしたりしないようにした。ショックだったらそのショックを、感動したらその感動を、そのまま感じるようにした。すると、自分がありのまま受け入れられているという安心感を感じるようになった。

②対極のどの状態でもいいと思うことにした

 例えば「貧乏でもいい、お金持ちでもいい」「失敗してもいい、成功してもいい」など。こうすることによって、「〜してはいけない」という制限をなくし、行動の自由度を上げることになる。

③好きなことをするようにした

 時間は、好きなことを優先的に詰め込むようにしないと、入る余地がなくなってしまう。だから、とにかく時間があるときは好きなことをするようにした。時間を大事にすることは、自分を大事にすることと同義だと感じる。

④他人の価値観を尊重する

 他人の価値観を尊重することで、自分の価値観を尊重する早道になる。それに、そうすることによって他人にポジティブな態度を取ることができるようになる。それは単純に優しさの発露だと思う。そうすると、周りと調和がとれるので、日々楽しく生きられる。

⑤原因を半分は自分に求めるようにした

 何かネガティブな出来事が起こった時、全部他人のせいにしたら楽かもしれないが、半分は自分にも原因があったのではないかと内省することによって、その出来事にも納得できるようになった。あと、そこからどんなことが学び取れるかを意識することによって、プラスの出来事に変じることができる。しかし、客観的に分析してどう考えても自分のせいじゃないな、自然の摂理だなと思うことは、強いて自分のせいにする必要はないと思う。相手の責任もある時はあるし。

⑥性急に判断しないようにした

 起こった出来事について、すぐ分かったふりをしないこと。物事は白か黒かに分けられないことが多い。それなのに、白か黒かにむりやり分類することは、激しくてドーパミン的なものが出るけど、優しくないよね、という話。それはひいては自分を苦しめることになると思う。

⑦意見はちゃんと言う

 おかしいなと思うことはちゃんと口に出して言う。その時に、アサーション的な言い方をすることによって、自分も相手も尊重して否定しない状況が作り出せる。それに、自分が今後も意見を言いやすい関係性を展開することができる。

⑧たくさん食べてお風呂入ってしっかり寝る

 こういう日常のことを大切にして、怠らず行うようにする。こういうのめっちゃ大事。基本が基盤を作る。

 以上が、私がここ半年心がけてきたこと。これでかなりメンタルの衛生状態が改善したので、シェアしました。まったり楽しく生きていこうな!

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