ラッセンより普通にゴッホと静物画展が好き
はいっ!!!!!
SOMPO美術館のゴッホと静物画展に行ってきました
会期が終わるのはまだですが、ビッ○モーターに絡んでいる会社の美術館だし、なにかの弾みで開催中止になるかもしれないので早めに行きました(教育教育教育教育○刑○刑○刑…)
ネットでチケットを買うと200円安く買えました
QRコードで手数料なしです💡
ゴッホ関連の展覧会もいくつも行ったことがありますが、静物画に特化したものは初めてです!
色使いや独特のタッチが好きなので期待大
静物画に特化とか言っておきながらいきなり静物画じゃないの来た✋( ˆ̑‵̮ˆ̑ )
左右の翼が結構色違って面白いな!!
向かって右の翼、緑色の部分がありますよね
これロマン派とかによくある、
「近くで見ると荒くて何描いているか分からないが遠くから見ると分かる」アレか?と思ったが、、、
遠くから見ても普通に緑だった(ディスではありません)
続いてはこちら
静物画だけどなんかやけにゴチャついてないか?果物多すぎん?
籠の中に果物がいっぱい入ってるのはいいとして、手前にいっぱいありすぎて視線が散らかる、という第一印象
あと他の画家の静物画と比べるとゴッホのはとにかく暗い!!(悪口では無い)
初期の頃はミレーに憧れてバルビゾン派的な暗い絵ばかり描いているけど、その延長ってことかな??
続いてはお花ゾーン𖤣𖥧𖥣。𖥧𖧧
タッチに疾走感がある!
色使いも含めて花の命の儚さを感じられるような作品だ
優美な雰囲気がありますね!!!
全体的に色使いが明るいし、家に飾りたくなるような作品!構図のバランスもいい!
背景の色も絶妙だな〜
ゴッホも好きだけど印象派ひいてはルノワールも好きなんですよね〜
ルノワールはモテ男っぽい感じする(ゴッホは多分モテないと思う)
花が飛び出てきそうな作品
実際に花弁の部分は厚塗り、花瓶はそれよりも薄く、テーブルはそれよりもさらに薄く塗っているらしいです
仕掛け絵本みたいで面白い!
ゴッホは花を描くことで色彩の組み合わせの実験をしていたそうですね💡
さっきのルノワールの作品は同系色の花でまとめられていましたが、それに比べるとこちらの作品は、隣合った花の色の組み合わせが意外なものが多い!
、、しかし、構図変じゃないですか?わざとか?花瓶が妙に右に描かれているし、下の方が変に空いてるし、、これも実験…ってコト?!(ハチワレ)
あと今回面白いと思った作品がこちら!
花の絵なのに暗!!
枯れてんのか?って思うくらい暗いですね
構図は綺麗
しかもこの作品超厚塗りなんですよ
絵の具、ところによっては1センチくらい隆起しててすごー!と思いました
もはや平面では無い絵画
先程のモンティセリの作品の隣にあったものです
、、、なんかおどろおどろしいですよね(ディスでは無い)
色使いもグロい感じ
背景が黒いから余計そう見えるのかな?
構図もまたちょっと左に寄っててバランス悪い感じがしますが、それよりも花そのものの迫力が凄い作品だと思いました
かの有名な「ひまわり」も見ることが出来ました!!
茎があちこちに伸びていて、モチモチの木みたいでやっぱりおどろおどろしい
しかしこちらは背景が明るいので、おどろおどろしいというよりは「生命力溢れる」と言った方が適切かもしれません
花瓶の形なんか変ですけど今まで見た中では1番構図のバランスいいかもしれない
何年か前上野でゴッホのひまわりが勢揃いする美術展があったんですが、それも面白かったな〜
さて展覧会も後半に差し掛かりました
これはかなり実験的な作品ですね!
画像で見るとそうでも無いかもしれませんが、実物を見ると「なんじゃこりゃ!」ってなります
構図がめちゃくちゃ、というよりわざとそうしていますね
テーブルも斜めですしロウソクも妙に浮いているように見えます
背景の点々は何なんだろう、、ゴッホの作品では結構見かけるやつですが、色彩の実験的な感じなのか、、?有識者求厶
下のセザンヌの作品の構図も、似たようなことやってますよね
テーブルが微妙に斜めになっていて、というか歪んでいて、りんごが左に転がっていきそうな感じがします
セザンヌとかゴーギャンとゴッホがポスト印象派と言われているんですが、それぞれ全員好きなんですよね〜
印象派などに影響されながら独自の絵画を作り上げて、かつ後世に多大な影響を残している三傑ですね
これもいいですね
今回の展覧会で見たどの作品とも違うアンニュイな雰囲気があります
花のタッチが独特ですよね
手前の水差しがコラージュっぽくてクロワゾニスム感ある
手前から水差し、花瓶、彫像となっていて面白い
ちなみに、だいぶ前に東京都美術館でゴッホとゴーギャン展が開催されていたんですけど、内容がかなり激アツでしたね!!
ゴッホとゴーギャンがアルルで共同生活をしたのは有名ですよね
ゴーギャンが来るのを楽しみにしてゴッホはひまわりの絵を描いて待っていたそうです
ゴッホが激しい性格なのもあって2人の生活は2ヶ月で終わってしまうんですが、ゴッホが亡くなった後ゴーギャンが彼を思いながらひまわりの絵を描くんですよ、、、、、
ゴッホとゴーギャン展では2人の関係を軸にして展示がなされていて何がとは言いませんが最高でしたね👍
それがなかったとしても絵画自体が最高ですが(突然のオタク語り)(オタク特有の早口)
というわけで、展示内容かなり充実していました!
静物画に特化した展示でしたが、これはこれで良いなと思いました!
静物画でも画家の個性によって、時期によって描き方がかなり違って面白かったですし、モチーフがある程度決まっているからこそ色使いや構図の違いの差により注目できますね💡
何年か前にSOMPO美術館でやっていたターナー展が個人的に期待はずれで、まあ国立美術館の企画展じゃないししょうがないかと思っていたのですが、今回は大当たりでした🎯
国立美術館の企画展は安定してクオリティ高い(当社調べ)
数年前までは巨匠の名前をタイトルにすることで客集めして、実際は巨匠の作品が最後に3点くらいあるだけみたいな美術展もまあまあありました
巨匠以外の作品がダメということでは断じて無いですが、巨匠の作品を見たくて来る人が多いのは事実だと思う
業界のことはよく知りませんが最近は質の良い美術展が多い気がします
近々開催するものだと東京都美術館のキリコ展が激アツで楽しみ!
ではまたノシ(←これもう使ってる人いない説)
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