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絵空事の解決案でスーパーの業務改善!by非線形のアイデア発想法

こんにちは!スーパーの店員をしています。
職場のメンバーと無理なく楽しく働くために日々模索中です。
今回は「非線形のアイデア出し」を職場のメンバーと行い、職場で困っていることの改善案を考えました。

非線形のアイデア発想法とは…

初心者におすすめのアイデア発見手法。
関係ないと思われる要素同士を強制的に結びつけることで、新しいアイデアを生み出す可能性がある。

(職場メンバー3名と売場の問題点について、アイデア出しを行ったノート)

困りごと:HHTが使いにくい


在庫数の確認や価格の変更を行う際に、バーコードを読み取るHHT(ハンドヘルドターミナル)という機械を使っています。
仕事のパートナーであるHHTですが、使いにくいという声が職場で上がっています。
・画面が小さく見にくい
・画面の色と文字が同系色で見にくい
・タッチの感度が悪い、タッチポイントがシビアで押しにくい
・電源を入れてからの立ち上がるのが遅い
・ログイン時のIDとパスワード入力で一文字でも間違えて入力したら、一から入力しなおさなければいけない仕様
・在庫数の確認画面まで入力工程が多すぎる
(お客さまが待っているのに時間がかかりすぎる)

改善するために

・ログイン入力は音声入力、指紋認証、顔認証で行う 
(メンバーの声)生体認証はスマホですでに存在する仕組みなので、HHTにも応用は可能そう…。ただし、自分たちにはできない。
・そもそもHHTのシステムをスマホに組み込めばいいのでは…
(メンバーの声)ただし、自分たちにはできない。
・ドローンが上空から在庫の確認をしてくれる
(メンバーの声)見えないところにある在庫のカウントまでは出来なさそう。
・使いにくい点を担当部署にきちんと伝える
(メンバーの声)やはりこれが一番簡単に、すぐできる方法であろう。今回使いにくい点をかなり具体的に挙げられたので活用したい。

困りごと:POPの作成・印刷・取り付けが大変

値段表記・セールの情報など、店内にいるお客さまへ多種多様な案内を行っている紙の伝達媒体。
しかし、それをパソコンから印刷したり、自作したり、売場に取り付けたりはかなり大変です。
・POPを印刷できるパソコンが限られていて、セールの前日は印刷の順番待ちとなる
・出来上がったPOPがお店のパソコンで印刷できるようになるのがセールの直前のため、前もって準備ができない(いつも余裕がない)
・POPを作成するソフトの立ち上がりが遅い
・印刷にすでに時間がかかっているのに、広い売場に1つ1つ取り付けていくのは大変

改善するために

・POP制作ソフトを別のソフトに変える
(メンバーの声)全社的に利用しているものなので変えるのは現状不可能。それよりも、そのソフトがなぜ遅いのかを先に確認した方がよい。
・本社のPOP作成部署の人数を増やす&お店にPOP作成部署をつくる
(メンバーの声)人の異動に係ることを変えるのは難しい。ただ、多くの部署に係る共通POPの印刷枚数をあらかじめ決めておき、各部署が持ち回りで一括印刷してしまえば、順番待ちはなくなる。
・紙をやめて、プロジェクションマッピングで店内に投影させる

(メンバーの声)床に映像の投影などはすでにやっているお店もあるので、技術的には難しくなさそうだが、コストが凄そう。自分たちでできる範疇ではない。
・あらかじめ売場商品の展開量を入力しておき、セールリストの商品一覧とマッチした商品の印刷枚数を表示するシステム
(メンバーの声)印刷の適切な枚数が分かると過不足が減り効率的。Glide
で在庫管理系のテンプレートを使えば作れそう。
・ドローンがPOPの取り付けや取り外しを行ってくれる
(メンバーの声)ドローンが大変そう…。

困りごと:身体が痛い

私の職場では様々な年齢の方が働いていますが、業務内容には肉体労働も多くあります。
商品陳列の棚や什器を移動させ売場を作ったり、店出しの商品自体が重たかったり、広い売場を歩き回ったり…
・ずっと立ち仕事なのが辛い、座ってもできる作業は座りたい
・売場が広すぎる、BRが遠すぎる
(例えば私の場合、特に大きな作業もなかった5月4日の勤務中、14,039歩動いていました。)

改善するために

・売場移動をセグウェイ的な乗り物で行う
(メンバーの声)お客さまにぶつかる危険あり、現実的ではない。
・商品を陳列したときの完成イメージをスマホアプリで共有し、作り直しの2度手間を防ぐ
(メンバーの声)商品を写真で取り込み、陳列什器のサイズ感と合わせる仕組みができれば実現できそう。
・アプリで疲労レベルを測定し、休憩や水分補給をお知らせ(グループ内に周知されることで休憩しやすいムード作り)
(メンバーの声)実現できそう。


実施してみて

非線形のアイデア出しに挑戦しましたが、普段デジタルからのアプローチを行ったことがないだけに、どのようなツールを使えば実現できそうかというところの具体的な解決策があと一歩、二歩でした。
また、普段からコミュニケーションはとっているつもりでしたが、改めて向き合ってみると、各々の着眼点から課題をみることができ、たくさんの発見がありました。
(特に「身体が痛い、すごく疲れる」という困りごとは、灯台下暗しでした…)
いつも一緒に働いてくれているみんなに感謝と気遣いを忘れずに、また明日から頑張っていきたいものです!

#小売業 #絵空事業務改善案 #Glide  

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