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読書記録:吉藤オリィ『ミライの武器 「夢中になれる」を見つける授業 (サンクチュアリ出版)』

 「分身ロボット・OriHime(オリヒメ)を生み出し、いまや世界から注目されるロボット開発者・吉藤オリィ氏が、次世代に向けて「これからの時代に知っておくべき考え方」を伝えた大人気講義を書籍化。」という広告文のこの本、別の場所で感想を見て面白そうだったのですぐ注文し、今日届いたので早速読んでみました。すごく簡単に読めるのに内容が濃く、まったく知らなかったことをたくさん知れました。

 筆者の吉藤さんが、親御さんや高校の先生などとの出会いや、交通事故やALSで全身が動かなくなった人たちとの深い交流によって、どんどんいろんな発明と開発を成し遂げていく様子に、わくわくしました。

 同時に、自分が30歳で死ぬかもしれないとの予測のもとに高校生の頃考えた人生計画の話や、出会った大切な友人達の死の話もあり、筆者の生きている時間の濃さのようなものも感じて、翻って、あれ、自分てなんでこんなだらだら生きているんだろう? という感じも味わいました。

 中1の息子に、「すっごくいい本だから」と押し付けてきましたが、果たして読むのかどうか。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08ZXWN293/ref=dbs_a_def_rwt_hsch_vapi_tkin_p1_i0