読書記録④ 「未来へ」

今年ももう終わるころというのに夏休みから借りていた本をつい最近ようやく読み終わりました。ページ数もなかなか多くて読み終わるのに倍の時間がかかってしまったこと後悔しています。
今回も湊かなえさんの作品で「未来へ」という本を読みました

あらすじとしては未来から送られてきた手紙を軸に物語がスタートし、主人公の章子を取り囲む周囲の人間の物語も進んでいきます。
幼い章子は届いた手紙を信じながら未来の自分に対して語っている場面が一番切なく、父が他界し、母は頼ることが出来ない、そんな状況の中、頼れる相手がいない章子にとっては手紙の存在は一番大きかったのではないかと思いました。
でも湊かなえさんのいつもあっとなるような展開が待っていて手紙を書いたのは担任の先生であったこと。そしてお母さんには今の状態になってしまうような暗くて切ない過去があったことすべてがやはり湊かなえさんワールドでした。

私はこの作品を通して家族がいる事のありがたさと誰かを頼ることが出来ることに喜びを感じました。時には嫌気がさすことも、誰にも話したくないこともあったり人生いろいろですが、味方が一人でもいる事の幸せを感じました。

今年も残り少ないですが頑張ってあと2冊は読み終えたいと思います

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