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美容編『レーザートーニング』①

私はコスメが大好きで学生の頃からバイト代で様々な化粧品を購入してきた。
クラシックバレエを習っていた為、舞台の時のメイクも中学生の頃から自分でしていた。
どんな舞台メイクが自分には合うのか、どの化粧品がよくてどんな使い方をするといいのかなど、学生の頃から自分の顔でよくメイクの練習をしていた。
そんな名残で日頃のメイクでもアイシャドウの色は毎日変え、アイラインの引き方など研究し拘りを持ってメイクを楽しんでいた。

自分でもメイクをした顔が好きだったし、仕上がりにも満足していた。
そんな私が35歳になった現在、今まではちょっとしたニキビ跡もファンデーションをぬれば目立たなくなっていたが、何故かファンデーションを塗っても顔全体の印象が明るくならない。
むしろ余計に肌が澱んだように見える。
メイクが完成してもその仕上がりは今までとは違い、肌のツヤも明るさも以前に比べてかなり衰えたように感じた。

コロナ禍ではほとんど外出することもなくメイクもしていなかったので、あまり自分の顔を見つめる機会がなかった。
しかし、今年に入ると少しずつ日常が戻ってきてメイクをすることも増えてきた。
そして、自分の顔の変化に気づいたのである。

今までは化粧のノリが悪いと、基礎化粧品やファンデーションを新しくして綺麗なお肌を手に入れようとしていたところだが、今回に関してはメイク道具を変えるという小手先の手段では変わらない気がしていた。
何か根本的に変えないといけない気がする。

そんな思いを抱いている時に、彼に「顔のシミとったら!?」と言われたのである。
顔のシミ?!えっ私シミある!?と
とっても驚いたのを覚えている。

そうか、この肌の澱みはシミだったのか。
なのにシミに気付かず、ファンデーションを厚塗りして余計に厚ぼったくなり、少し時間が経てばたちまちくすみ始め顔色も悪くなりメイクの崩れも起こっていた。

どんなにいい化粧品を使っても、それを塗る土台のお肌が綺麗でないとメイクも映えない。そもそもお肌が綺麗なら厚手のファンデーションなんていらないはずである。
外出する時にマスクの中でファンデーションが崩れるのが不快で堪らなかった。
ファンデーションなんて塗らなくていい美しい素肌がほしいと本気で思った。
「美しい素肌になりたい!」この想いを抱いて医療美容に行ってみようと決心したのである。

今までにも医療美容は検討した事はあったが、シミと言ってもそんなに大きく濃いわけではなかったので、今すぐ高額な医療美容に行く必要性を感じていなかったのだが、自分の顔の変化というのは見慣れてしまっていて進行していることにも気付いていなかったようだ。
彼曰く、私のシミは医療美容で取るに値する、しっかりとしたシミだったようだ。

そしてついに私は初の医療美容を受けに皮膚科へ行った。
希望していたのはピコレーザーなどでシミをちょちょっと取ってもらいたい。
そんな具合だった。

病院ではまずカウンセリングを受け、今のお肌の状態を確認した。
乾燥具合や潜んでいるシミ予備軍などがどれくらいあるのか、写真を撮って解析した。
そして先生の診断を受け治療方針を決めるのだが、私がシミだと思っていたのはなんと「肝斑」だった。
肝斑は聞いたことはあったが、シミとの違いもよく分かっていなかった。
ただ、私の目の下のうっすらとススのように広がり、「擦ったら取れるのかな?」と、ちょっとした汚れのように見えるこの物体が肝斑なのは理解した。

先生からは、この肝斑が薄まればかなりお肌の状態が改善されるとのことで、
私は肝斑治療としてレーザートーニングをすることにした。

そしてその日に初のレーザートーニングを受けた。
感想としては、まぁ痛い。痛みは強い私がいうのだから相当痛いのだと思う。

ジリジリとレーザーで肌を焼かれている感じがして焦げ臭く、熱い電流が顔に流れるようで、今までに経験したことのない痛みだった。
奥歯を噛み締め、手のひらを握り締め、とにかく耐えた。
私がこんなに痛みに耐えているにも関わらず、施術する看護師さんは「お住まいはどこですか?」なんて聞いてくるから、答えられるはずもなく「痛いです」とだけお伝えした。

「そうですよね、痛いですよね。もう少し頑張ってくださいね」とのこと。
痛いのわかっているのかい。。と突っ込まずにはいられなかった。

治療時間は30分程で終了し、「レーザートーニングの後はお肌が敏感になっているのでしっかり日焼け止めを塗って下さい」とのことで、病院で日焼け止めを塗って帰宅した。
ダウンタイムはなく、メイクも施術の直後からできる。

しかし、数日経つとお肌が赤くなり小さいブツブツが沢山できた。
かぶれているような感じで、肌表面がザラザラしていた。
もちろんこの時はメイクしても化粧のノリは悪く、逆に肌が汚く見えていた。

しかし、2週間ほど経つと赤みもブツブツも消え、お肌がツルツルのむき玉子のようになっていた。化粧水を塗っている時の感触も違うし、肌のツヤが生まれた。
しかしまだ私の目の下の肝斑が消えたわけではない。
肝斑はレーザートーニングを一回やっただけで消えるようなものではないのだ。

ただ顔のお肌全体の変化は1回でも十分に効果を感じた。
こうなったら続けて通うしかない。
ここから私と医療美容のお付き合いが始まるのです。

今回は医療美容の第一弾、レーザートーニング初回の様子をお届けしました。


つづく


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