吉川祥治

定年退職して3年目、好きな文章書きを続けています。趣味はクラシック音楽・鉄道です。LG…

吉川祥治

定年退職して3年目、好きな文章書きを続けています。趣味はクラシック音楽・鉄道です。LGBTのGでもあります。

記事一覧

祥治のつぶやき②~替え歌カラオケ(原曲をあててください)

 押されて乗り込む満員電車  扉の窓にへばりつく  震えるスマホ取り出せば  父さん母さん…

吉川祥治
6か月前
2

オペラの夜(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第8話)

【プロローグ】  JR新宿駅のガード下から歩いて20分ほどのあたり、北新宿と呼ばれる一角に細…

吉川祥治
7か月前
8

アイツはヴァイオリン(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第7話)

 月曜日の昼時のカフェは満席に近かった。それでも、運のいいことに、窓際のテーブルから客が…

吉川祥治
7か月前
7

三組の指輪(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第6話)

Part 1 仮面のロマンス  夕暮れ時の海岸沿いに緩いカーブを描いて伸びる国道に、車は少なか…

吉川祥治
7か月前
2

横顔(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第5話」)

第1章  アンコールは『スプリングソナタ』の終楽章だった。日曜日のマチネーだから、終演は…

吉川祥治
7か月前
3

献呈(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第4話」)

第一部 ある男の交響曲  第1楽章  高校1年生の少年は、色白の頬を少し赤らめていた。授…

吉川祥治
7か月前
5

私はピアノ(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第3話)

 砂井田杏奈は、客席で公演の開始を待っていた。  ここは、オーケストラ用の大ホールではな…

吉川祥治
7か月前
4

ひとつ違いの情景(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第2話)

第一景  兄は詩集を読みながら、口ずさんでいた。隣でスマホを弄っていた妹が訊いた。  「…

吉川祥治
7か月前
5

バロックの四季(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第1話)

【前奏曲】  土曜日の夜の新宿二丁目で、吉川祥治は浜名紘一と出会った。  元号が昭和から平…

吉川祥治
7か月前
4

祥治のつぶやき① ~自分自身のためにモノガタリを綴るということ

 みなさん、こんにちは。吉川祥治です。昭和の半ばに生まれ、3年ほど前に現役を退いて、隠居…

吉川祥治
7か月前
3

祥治のつぶやき②~替え歌カラオケ(原曲をあててください)

 押されて乗り込む満員電車  扉の窓にへばりつく  震えるスマホ取り出せば  父さん母さん…

吉川祥治
6か月前
2

オペラの夜(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第8話)

【プロローグ】  JR新宿駅のガード下から歩いて20分ほどのあたり、北新宿と呼ばれる一角に細…

吉川祥治
7か月前
8

アイツはヴァイオリン(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第7話)

 月曜日の昼時のカフェは満席に近かった。それでも、運のいいことに、窓際のテーブルから客が…

吉川祥治
7か月前
7

三組の指輪(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第6話)

Part 1 仮面のロマンス  夕暮れ時の海岸沿いに緩いカーブを描いて伸びる国道に、車は少なか…

吉川祥治
7か月前
2

横顔(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第5話」)

第1章  アンコールは『スプリングソナタ』の終楽章だった。日曜日のマチネーだから、終演は…

吉川祥治
7か月前
3

献呈(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第4話」)

第一部 ある男の交響曲  第1楽章  高校1年生の少年は、色白の頬を少し赤らめていた。授…

吉川祥治
7か月前
5

私はピアノ(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第3話)

 砂井田杏奈は、客席で公演の開始を待っていた。  ここは、オーケストラ用の大ホールではな…

吉川祥治
7か月前
4

ひとつ違いの情景(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第2話)

第一景  兄は詩集を読みながら、口ずさんでいた。隣でスマホを弄っていた妹が訊いた。  「…

吉川祥治
7か月前
5

バロックの四季(連作ゲイ小説「クラシックなオトコたち」第1話)

【前奏曲】  土曜日の夜の新宿二丁目で、吉川祥治は浜名紘一と出会った。  元号が昭和から平…

吉川祥治
7か月前
4

祥治のつぶやき① ~自分自身のためにモノガタリを綴るということ

 みなさん、こんにちは。吉川祥治です。昭和の半ばに生まれ、3年ほど前に現役を退いて、隠居…

吉川祥治
7か月前
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