見出し画像

忘れられない言葉 #収録の余韻 #上野通明さん

忘れられない言葉

社員鼎談、ゲストをお迎えする回、ゲストを応援しに行った演奏会で出会う光景。この番組を運営しているおかげで出会えた印象的なシーンがいくつもあります。今回は、表題の通り、上野通明さんをお迎えした際に仰った言葉のなかで、伺った瞬間心に刻まれて忘れられないでいるものがあるので、あらためてシェアさせていただくことにしました。

好きなことを仕事にすること。音楽で生きること。

生い立ちからお話を伺っていると、習い始めから如何にチェロへの想いが強かったかがわかります。楽器を習い始める理由というのは、音楽と関わる契機などもそうですが、本当に千差万別で、中には覚えていなくて気がついたらとか、親に言われて無理にレッスンに通っていたとかいう理由すら珍しくありませんが、上野通明さんの場合は、チェロに興味を持ってから習い始めるまで1年間の歳月があり、その間気持ちが揺らぐことなく、無事習い始める環境が整ったと仰っています。幼いころから音楽に携わる場合、もし始めたときに本人にさほど自覚がなかったとしても、どこかで物心がつく必要があると思っているのですが(このことに関してはまた別のゲストの方の回について語りたいことがあります。そちらについてはまた後日)、スタート時点からこれだけ想いを強く持たれているのはうらやましくもあり、そのこと自体が一種才能であると感銘を受けるばかりです。

今、幸せです。

クラシックウィルスでは人生の時系列を追いつつ、今後のビジョンや人間としての魅力にせまる質問をいろいろさせていただくのですが、そんな上野通明さんに「好きなことで生きるということ」について質問しました。好きなこと=仕事だからこその葛藤、でもやっぱり好きなこと=仕事でよかったこと。特に後者については愚問かとすら思ったのですが、お答えを聞いて、やっぱり伺ってよかったと思ったのです。それがこのタイトルの「今、幸せです」でした。

(それはよく、普段から聞いて勉強して、演奏会に行ってお客さんの反応を見たりして……)今、幸せです。

クラシックウィルス 世界へ響け!チェリスト上野通明の音色 PART5

ごくシンプルなフレーズですが、今となっては"上野通明さんといえばこのご発言"、というくらい、私にとっては私自身の瞬間の葛藤とその直後の感動も相俟って忘れられない光景となりました。それまでのお話の端々でも感じていたのですが、より一層内なる炎のような情熱を見た気がします。
そのようなストレートでピュアな表現は、上野通明さんの演奏とも相通ずるものがあるなと感じていますし、そんな上野通明さんの演奏も考えも、心から敬愛しています。

最後に

この事柄は収録時点からいつかずっとちゃんとした形で残しておきたいと思う出来事でありました。しかしいざ文字にしてみるとなんと呆気ないのでしょうか。そしてそこはかとないはずかしさのようなものもあり、果たして私のフィルターを通して残してよかったのかどうか、若干迷いがなくもないですが、でもこの魅力はどうしたってお伝えしたいのです。既に演奏を聴いた方はますます上野通明さんに魅了されることでしょうし、まだ演奏を聴かれていない方にもきっと生演奏にご興味を持っていただくきっかけになるのではないかと思います。
このご発言部分は一旦収録をしめて、ボーナストラック的にお話いただいた部分でもあり、他のプライベートな上野通明さんの魅力的なトークと共にpodcast限定コンテンツとして配信しております。お顔も映っている分何かとYouTubeのほうが目立ちがちではありますが(もちろんずっと朗らかにニコニコとお話されている姿は本当に魅力的です!)、こういったpodcast限定コンテンツはこれまでも残しておりますので、是非この機会にいろいろと聴いてみていただけたら幸いです。

日曜日の夜中まですっかり熱くなってしまいました。
またもや日付を越えてしまいましたが、新たな一週間が始まりますね。頑張りましょう。既に頑張っている方は無理しすぎず楽しみましょう。私も引き続き更新頑張ります。
これからもふっと一息、貴方の傍らに配信(Podcast,YouTube)なり、投稿(twitter,note)なり、何らかの形で佇むことができたら。そしてそれらを楽しんでいただけたら幸いです。何かしら感じてくださった方はスキ(note登録不要です)やコメント、フォローなどいただければ本当にうれしいです。
それではおやすみなさい。

(華)

この記事が参加している募集

#わたしとポッドキャスト

3,436件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?