見出し画像

CLASS GLASS ARTIST 05:川田 絢子

ガラス作家の川田絢子(かわだ あやこ)と申します。
私は、幼少期からきらきらしたガラスが好きで、小学生の時にテレビで吹きガラスの制作風景を見て、いつか作ってみたいと興味を持ちました。
高校で進路を決める際にガラス工芸を学びたいと思い、倉敷芸術科学大学に進学しました。ガラスの技法を学んでみると奥が深く、溶けたガラスはとても柔らかく、冷めたガラスは固く冷たい、その時々の状態によって異なる表情を見せてくれる魅力的な素材だと改めて思いました。中でも私は、さまざまな形や色のパーツを用いてガラスに模様を入れることに興味があり、パーツの組み合わせを楽しみながら日々制作をしています。

◇ 山陽小野田の魅力とは?
工房のすぐそばには海が広がり、晴れの日に波音を聴きながらの制作はとても気持ちの良い時間です。ビーチから見える夕陽は「日本の夕陽百選」にも選ばれており、年中綺麗な夕陽が見られます。
近くの竜王山には桜が1万本植樹されており、春は山がピンク色に染まります。5月下旬にはヒメボタルも観賞出来ます。自然豊かで気候も暮らす人達もあたたかな町だと思います。

画像3

自身の作風や制作への想い
私はガラスの透明感が好きです。また、さまざまな形や色のパーツを用いてガラスに模様を入れることに興味があります。
溶けたガラスはとても柔らかく、ガラスの流れや色の重なりでその都度異なる表情を見せてくれます。制作の際には、ガラスの透明感を生かしつつ、日常の中で使うことが楽しみになる作品を心掛けています。

画像3

画像3

◇ CLASS GLASSでの活動に向けて
CLASS GLASSの作品をきっかけに、山陽小野田市の魅力やガラス文化について、興味を持っていただけるように制作していきたいと思います。

Profile
川田 絢子
KAWADA Ayako

1990年 香川県生まれ
2012年「 第5回 現代ガラス展 in 山陽小野田」入選
以後、同コンペティション第6回 入選
2013年 倉敷芸術科学大学芸術学部 美術工芸学科ガラス工芸コース 卒業
2018年「 第7回 現代ガラス展 in 山陽小野田」ホンムラ審査員賞 受賞
2020年 「第8回 現代ガラス展 in 山陽小野田」株式会社山口銀行賞 受賞
県内外で展示活動を行い、2016年には、大谷山荘 別邸「音信」にて作品展示・収蔵。山口県立萩美術館・浦上記念館(2018年)、上野の森美術館ギャラリー( 2021年)での「現代ガラス展 in 山陽小野田 特別展示」に出品。現在、きららガラス未来館 技術スタッフ。