ローコード開発プロジェクト事例インタビュー 〜注文管理システム - 株式会社CloudMenu様〜
株式会社CloudMenu 代表取締役・小田原義将様に弊社クラスフォックスと取り組んだローコード開発プロジェクト事例について、お話を伺いました。
1.クラスフォックスに開発を依頼した理由
クラスフォックスを開発パートナーに選んだ決め手は柔軟性とスピード感
―クラスフォックスに開発を依頼した理由をお聞かせください。
元々このようなサービスを作りたいという構想があって開発パートナーを探していたときに、クラスフォックスさんを含む数社に声をかけました。もちろん費用面などの条件もありますが、色々な会社と打ち合わせをさせていただいた中で一番の決め手となったのは、柔軟性を備えた会社であると感じたことです。
打ち合わせの過程でアジャイル開発していく能力の高い組織だと伝わってきましたし、技術面でも最新のものを取り入れており臨機応変に対応してもらえるだろうと思いました。特に今回は、コストを抑えつつこちらが求める仕様をかなえるローコードツールを提案してくれたのが大きかったです。
―ローコード開発における取り組みについての印象はいかがでしたか。
約半年という開発期間でのローコード開発(※)に際して、色々な制約があったと思いますが、その都度ご相談いただいて、ディスカッションしながら開発を進められたのが良かったです。とにかく反応が早かったな、という印象があります。私自身、外資を含めさまざまな企業との仕事を経験してきましたが、圧倒的にスピード感のあるプロジェクトでした。
リリースが近くなると、最終的にエクセルの表でQ&Aを作ってどんどんバックログを溜めて処理していくというやりとりをしたのですが、かなり早いサイクルで対応していただけたと思います。たしか200項目くらいあったと思いますが、あの期間内でよく処理できたなと思うほどのスピード感でした。双方のレスポンスの速さは、開発を進める上で大事なポイントだと思います。
※ローコード開発ツール「Davix」について
株式会社クラスフォックスでは、自社で開発したローコード開発ツール「Davix」を用いて、お客様のリクエストを受けながら柔軟なカスタマイズ開発を行いながら、低コスト・短期間でハイパフォーマンスな受託開発を行っています。
2.「CloudMenu」を導入したお客様の反応と新たなニーズ
決済なしのオーダーサービスは
飲食店以外のニーズも増えている
―「CloudMenu」を導入されているお客様の反応はいかがですか。
お客様の反応は概ね好評で、お問い合わせも増えています。どこへ行っても毎回言われるのが「本当に簡単ですね」ということ。QRコードを使ってオーダーをするサービスは色々ありますが、導入するにはまず問い合わせと見積もりをして、さらに営業担当の人がお店まで来てセッティングをするというイメージが定着しているので、アカウントを登録後すぐに管理画面が発行されて使えるようになるというシンプルさにみなさん驚かれます。このスピード感が「CloudMenu」の強みだし、シンプルで使いやすいUIも好評です。
―お客様は個人経営の飲食店が中心ですか。
簡単に導入できる点を売りにしているので、お客様は個人経営の飲食店がメインです。飲食店の経営はコロナの状況にかなり左右されて来ましたが、ようやく好転してきたのか2022年末あたりから問い合わせが増え始めています。
また、少しずつ飲食店以外からのお問い合わせも来ている状況です。例えば、住宅展示場を展開している企業から「見学に来たお客様に配るドリンクのオーダーをスタッフが一人ひとり対応しているので、QRコードで受付できるようにして効率化したい」という問い合わせがあったり、産婦人科から「入院している方がベッドからQRコードで注文できるようにしたい」など。食事だけではなく決済なしで何かをオーダーするという行為に対して、飲食店以外にもサービスが広まってきたというのが最近の印象です。このような使い方も想定はしていましたが、急に増えたなと。
3.今後の展望
さらなるアップデートでより手厚いサービスを目指す
―御社の今後の展望をお聞かせください。
「CloudMenu」をリリースしてから色々と細かい対応はしてもらっていますが、機能面でのアップデートがまだできていないので、お客様からの要望を反映しながらさらに使いやすいサービスにしていきたいと思っています。元々「安くて簡単でシンプルな機能が使える」というのが売りですが、もっと手厚い機能を使えるようにアップデートしてより強固なサービスを目指します。
株式会社CloudMenuについて
2022年7月より、個人店・中小事業者向けの設備不要のテーブルオーダー「CloudMenu」(クラウドメニュー)を提供している。WEBで料理名と写真を登録するだけでメニューが完成し、お客様はQRコードからメニュー表示・注文ができる。初期費用は無料、スマホさえあればいつでも簡単に導入できるだけでなく非接触・非対面で衛生的なモバイルオーダー。
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