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教材を進化させる

 「質問力を磨く(Class Q)」で使っている教材「コンセプトマップ」を一新することにしました。連休の2日間、山浦晴男先生の思考法セミナーを受けながら、つくづく、自分自身が怠けていることを思い知らされました。
 コンセプトマップは、自分以外の誰かになりきって新聞記事を読み、たくさんのキーワードを抽出し、それらを360度に広げていくトレーニングシートです。記事はどれを選んでもいい。誰になりきってもいい。楽しみながらキーワードをつなげて、思考を広げてもらおうと考えて作りました。書きやすいようにデザインも変えながらもう5年は使ってきたでしょうか。そのうちに、コンセプトマップは楽しいと喜んでいる学生よりも、苦手意識を持つ学生が増えていると感じていました。
 なぜ苦手なのか。学生の言い分にヒントがありました。

 「ゴールが見えない」
 「何の役に立つのか分からない」
 
 これをヒントに、教材を作り替えました。まず、新聞を誰かになりきって読んで「テーマ設定」をします。つまり「○◯について考えよ」という命題を自分に出します。そこからは山浦先生の思考法を使って頭の中の言葉を見える化し、最終的には「仮説」を立てるところまで持っていきます。
 「仮説を立てる」がゴールです。これでテーマ設定から論理的な思考を重ねて仮説を立てるところまでいける、という「役立ち感」を実感してもらおうと狙っています。
 制限時間も設けました。30分間で記事を読み、A4サイズのシート1枚に思考を広げて仮説を立てる。これなら短期決戦、緊張感のあるワークの時間になるのではないかと見ています。

 学生の反応やいかに。明日、社会人を対象にしたClass Qでチャレンジしてきます。(マツミナ)

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