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天の岩戸と連理の杉

【記録◆2023年5月9日】②

[天の岩戸]

 室生龍穴神社から車で数分の山中ですが、ここも「境内」なのです。
『天の岩戸』なので、太陽を入れて撮ろうとしています。

天の岩戸Ⅰ

 正午に近い時間だから、高い所にある陽には追いつけませんでした。

天の岩戸Ⅱ
天の岩戸Ⅲ

 裂けたような巨岩の上には、木の根が絡みついています。
 

[室生龍穴神社]

 鳥居の前に2本の杉(樹齢600年以上)が並び立ち、こちらが古代からの鳥居なのだろうと感じさせられました。

 創建年代がわからないほどの古社で、龍神を祀っています。
 祭神は「高龗神(たかおかみのかみ)」。

 拝殿の神額には、「善女龍王(ぜんにょりゅうおう)社」とあります。
「善女龍王は龍を統べる女神で、高龗神を祀る前から祀られていた」とは、室生龍穴神社に関する全ての記事に書かれているわけではありません。

 境内には、杉の巨木が何本も立ち並んでいます。
 左下の屋根の高さと比べてみてください。

室生龍穴神社境内の杉

 神社は撮らないのですが、境内にある『連理の杉』を撮りました。
 2本の杉の根が一体化しています。

連理の杉

 ひとつになった根は、小さい鳥居の反対側に回ったほうがわかります。

連理の杉(小さい鳥居の反対側)

 一昨年6月に行った『来迎院』(天河大辨財天社の前)には、雌雄同体の巨樹がありました。元は2本だったイチョウが縒り合わさって1本になっていたのです。
『連理の杉』も、分かち難く結びついた魂をおもわせます。

「帰りも、来た道を戻ろう」と決めていたのに、今度は『室生トンネル』にナビが誘導しました。
 たしかトンネルの出口にも瀧があったはず、と思い出し、引き返さないで進むことにしたのでした。

 次の行き先は、『西ヶ瀧』です。


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