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蜻蛉の瀧(下段へ)
【記録◆2023年10月11日】③
瀧の前に戻ると、「左の瀧」も視界に入ったため驚きました。
前回は、ここからだと見えなかったはず。
水量が多いと並んで見えるのだと判りました。
それでも、瀧が並んだ写真を(この時点では)見たことはなかったから、ありふれた光景ではないのかもしれません。
![](https://assets.st-note.com/img/1697438664756-bp73dB6Nue.jpg?width=1200)
昨春から、「見える場所が限られているとはいえ、なぜ左側の瀧は存在があまり知られていないのだろう」と、疑問におもっていました。
離れていても、「雄瀧・雌瀧」と呼ばれている瀧は少なくありません。
傍に在るのになぜ、「対の存在」とされていないのでしょう。
(いま調べると、『蜻蛉の滝』を“雄滝”、こちらを“雌滝”と呼ぶこともあると書かれた記事が、ひとつだけ見つかりました。)
![](https://assets.st-note.com/img/1697510955414-aNwU7ju0Gh.jpg?width=1200)
さて、「来た道を戻るための体力」を考慮に入れつつ、無理を重ねます。
細い管を真下へ降りていくような螺旋階段を通って、「下の観瀑台」へ。
鍾乳洞の奥にある瀧や大岩の向こうにある瀧のほうが楽に辿り着けます。
ほとんど脚力を使わなくていいので(這ったり、よじのぼったり)。
でも、螺旋階段は人工物だから、延々と同じ動作を繰り返す必要があり、同じ筋肉を使い続けられない身には、気の遠くなるような試練なのでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1697440342945-WKh5TSGXp0.jpg?width=1200)
暗い岩塊の向こうで輝く『蜻蛉の瀧』を見た瞬間、
「下りてきた甲斐があった」と、うれしくなりました。
前回は、観瀑台の先端まで飛ぶように行ってしまったらしく、この光景を目に入れていないのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1697440666788-357koC8XJY.jpg?width=1200)
左の瀧(雌瀧)のほうは下半分が岩に隠れますが、とても高い所から水が落下していると判ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1697441302151-zo4aomJCG9.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1697441395422-bh1paU8lBd.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1697441493385-hh1LL4SsSR.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1697441528081-KMOLfTa9YF.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1697441638224-UiKFkcaRt7.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1697441726843-YfH8Wf3KV0.jpg?width=1200)
駐車場に戻って、稜線に囲まれた広い空を撮りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1697441955202-1vAz8dZdKi.jpg?width=1200)
「いらっしゃいますか」と訊くまでもありませんでした。
東西南北どこを撮っても、こういう雲が写ります。
![](https://assets.st-note.com/img/1697442213843-H7L4jQ0a61.jpg?width=1200)
大きな鳳凰は、宇宙を仰ぎ見て、さらに高く飛ぼうとしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1697442409029-JDSis21oN3.jpg?width=1200)
慈愛の眼差しが地上(下端中央)に向けられています(左の樹の横)。
![](https://assets.st-note.com/img/1697442621237-rypHWibyby.jpg?width=1200)
強い風が吹いているのに、空を流れつつも雲の形は変わりません。
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