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重要マーケティング用語解説1-23

1マーケティングに関する用語


1.1 インバウンドマーケティング
インバウンドマーケティングとは、検索やソーシャルメディアを利用して、見込み客に有用なコンテンツを提供することで「顧客に自社を見つけてもらう」プル型の手法です。

1.2 エンゲージメント
エンゲージメントとは、消費者が特定の企業や商品、ブランドに高いロイヤリティや好感を持つことによって構築される、深い関係性や絆のことをいいます。「愛着度」の強い顧客を増やすことが、顧客の固定化やSNSによる拡散につながります。

1.3 カスタマージャーニー
顧客が商品やサービスを「認知」して「調査」「比較」「検討」などを行い、最終的に「購買」に至るまでのプロセスのことをいいます。顧客の動きをみえる化したものが、「カスタマージャーニーマップ」です。

1.4 サブスクリプション
商品やサービスを「一定の期間内で利用する契約」のこと

1.5 セグメント
「市場」「顧客」「分野」などを、特定の基準をもとに細分化し分類すること、または、分類したグループのことをいいます。消費行動や顧客の要求が多様化する現代では、セグメントされたグループに対してそれぞれマーケティング活動を行うことが効果的です。

1.6 ブランディング
商品やサービスを他商品と区別できる個性が「ブランド」ですが、ブランドを顧客にとって価値あるものに仕立て、市場における自社商品・サービスのポジションを明確にするのが「ブランディング」です。

1.7 マーケティングミックス
商品やサービスに対する感情移入や購買行動を喚起させるための、マーケティング手法の組み合わせのことを指します。一般的なフレームワークに「4P」product:商品戦略 price:価格戦略 place:流通戦略 promotion:プロモーション戦略があります。
ターゲットのニーズを満たす「商品」を開発し、最適な「価格」を設定して、最も効率的な「流通網」を構築し、効果的な「プロモーション」を実施するというものです。最近は+personal:人や要員 prosess:販売や業務の過程
physical evidence:物的証拠 や4C customer value:顧客にとっての価値
customer cost:顧客が費やすお金、communication:コミュニケーション、convenience:入手の容易性の考え方も一般化しています。

1.8 リテンション
リテンションとは、顧客と関係を維持しながら継続的に利益確保をしていくマーケティング活動のことをいいます。たとえば、ECサイトはリピーターを増やすために、DMやメルマガの配信、アフターサービスの充実など、さまざまなリテンションマーケティングが行われます。新規客獲得には既存顧客維持の5倍のコストがかかるといわれており、コストを抑えつつ収益を上げるためにの重要な施策です。

1.9 CRM
CRMとは顧客との良好な信頼関係を構築して、「購入者をリピーターに」「リピーターからコアファンへ」といった、顧客価値を高めるマネジメントです。

1.10 アーンドメディア
アーンドメディアとは、SNSやブログといった消費者やユーザーが情報の起点となるメディアです。消費者自身の意見や評価が表現されるため、消費者にとって最も信頼度の高いメディアとされています。

1.11 オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社で保有するメディアの総称です。自社で管理・運営し、情報を発信するため、自在にコントロールできるのがメリットです。自社のWEBサイトやSNSアカウント、メルマガ、パンフレットなどが含まれます。
より多くの人の目に触れされるためには、アーンドメディアやペイドメディアからの誘引や、ターゲットのニーズに合うコンテンツの発信でSEO対策をするなど、注目度を上げることが重要です。

1.12 ペイドメディア
ペイドメディアとは、お金を払って広告掲載をするメディアです。マスメディアやイベントのスポンサード、リスティング広告などがこれにあたります。ペイドメディアはコストがかかり一方的な情報発信しかできませんが、オウンドメディアやアーンドメディアで拾いきれない潜在層や、自社の無関心層に対してのアプローチが可能になります。

1.13 インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングとは、芸能人や有名ブロガー、ある特定の分野におけるカリスマなど、影響力が大きいインフルエンサーが特定の商品やサービスの紹介を行い、消費者の購買行動に影響を与えるマーケティング手法です。

1.14 ウェビナー
ウェビナーとは、WEBとセミナーを合わせた造語で、インターネット上で行われる動画のオンラインセミナーのことです。「インターネットセミナー」「WEBセミナー」ともいわれます。

1.15 オプトイン
オプトインとは、メールマーケティングにおいて、広告の受け取り許可やメルマガの加入、許諾、承認などの意思を相手に明示することを言います。
たとえば、会員登録フォームでメルマガ配信などの可否が問われることがありますが、これを承諾すると「オプトイン」になります。オプトインの顧客は商品やサービスになんらかの興味があると判断できるため、高いレスポンスが期待できます。

1.16 オプトアウト
オプトアウトとは、オプトインの反対語で、広告の受け取りを拒否することやメルマガの離脱・脱退、停止、中止といった意思を相手に明示することを指します。許可を得てないのに顧客に対して情報発信を続ければ、信用度の低下につながります。

1.17 オムニチャネル
オムニチャネルとは、ECサイトや店舗、イベント、コールセンターなどのあらゆるチャネルで顧客と接点を持つ考え方や戦略のことを指します。リアルの場やネットにかかわらず、すべてのチャネルを連携させて顧客にアプローチすることが特徴です。

1.18 コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングとは、ユーザーにとって価値のある有益なコンテンツを提供しWEBサイトへ誘引することで、顧客獲得や売り上げにつなげるマーケティング手法のことです。
Googleアルゴリズムの実施により、良質なコンテンツは上位に表示され、質の低いコンテンツは順位を下げられるため、自社サイトのコンテンツ強化を図る企業が増えています。

1.19 ソーシャルメディアマーケティング
誰もが参加できる広範的な情報発信技術を用いて、社会的相互性を通じて広がっていくように設計されたメディアである。双方向のコミュニケーションができることが特長である。SNSはだれでも簡単に参加でき、その拡散力やリアルタイム配信ができる点が魅力です。また、消費者が発信するため信頼度は高く、商品やサービスのマーケティングに有効な手段とされています。

1.20 トラッキング
トラッキングとは、インターネット上のユーザーがどのような流入経路で、どのページを見てコンバージョンに結びつくのか行動を記録することです。
ネット上に掲載したディスプレイ広告やリスティング広告の効果を確認するほか、どの経路でコンバージョンに至ったかを確認するために行います。
仮にコンバージョンに至らなくても、どこに問題があったかなどの分析もでき、消費行動を把握したうえでのマーケティング戦略構築に重要な指標となります。

1.21 ブランドリフト
ブランドリフトとは、ブランディング広告の接触ユーザーと非接触ユーザーを比較することで、接触ユーザーのブランド認知や購買意欲の向上、変化などを図る指標の一つです。
購入数や売り上げなどの獲得指標をKPIとしないブランディング広告は、効果を可視化しづらいです。しかし、ブランドリフト調査で企業イメージや商品認知の上り具合を確認することができPDCAを回すことも可能です。

1.22 ランディングページ
ランディングページは、広義ではユーザーが最初に訪問するトップページのことです。狭義ではネット広告から誘引する、ある特定のユーザーが流入するページのことをいいます。
広告の内容で流入ユーザーを特定でき、そのユーザーが求めている情報や資料請求、問い合わせ、購入促進要素などを1ページに集約するので、遷移や離脱を最小限にとどめながらも効果的に売り上げ増を達成できる施策です。

1.23 DMP(データマネジメントプラットフォーム)

DMPとは、自社で管理している顧客データのほかに、インターネット上のさまざまなサーバーで蓄積されたビッグデータなどを一元管理して分析するプラットフォームのことです。
DMPには2種類あり、さまざまな企業が保有するWEBサイト上の行動履歴や年齢、性別といったデモグラフィック情報などを蓄積して管理する「オープンDMP」と、自社独自で保有している購買履歴や行動履歴、興味関心といったデータを外部データと組み合わせて管理する「プライベートDMP」です






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