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プロコフィエフとストラヴィンスキーという組合せ

ロシアの作曲家は人気が高い。熱いメロディ、重厚なサウンド、奇抜なリズム、民族色の豊かさなどなど。保守本流がドイツ・オーストリアならば、中道左派からゴリゴリの共産党までがロシアものだろうか。赤いだけに。シャアではない。あれ?シャアってそういう立ち位置??

次回の演奏会の練習がスタート。なんとタイトルの組合せなのだ。これに、お招きして10周年のヤニック・パジェ先生の新作とともに、下記のようなプログラム。

ストラヴィンスキーは大好きな作曲家。火の鳥は一度、吹奏楽で吹いたことがある。今回は2番クラリネットで出演。この曲、2番もソコソコ美味しい。美味しい以上に、難しい。ハルサイの複雑さよりはマシともいえるが、出来てないと目立つ。悪目立ちする。意外とオーケストレーションが薄い(1919年版だからというのもある)せいもある。大好きではあるが、ハードルが高い。

プロコフィエフ。プロコフィエフは個人的には好きでも嫌いでもない作曲家ベスト3に入る感じ。あと2人は思い出せない(笑)。ロシア出身の作曲家の中でも、異色の感じ。私は好みではないが、勉強しようと全集とか買って聴いたりもした。しかしながら、有名どころ以外はあまりパッとしない(あくまで個人的には)。こちらはオーケストレーションやメロディやリズムは一見シンプルに聞こえる。

プロコフィエフの面白さを感じるにはまだ早いけれど、昨日の初トゥッティ参戦で感じたこと。弦楽器が楽しそう。オーケストラにおいて、弦楽器が弾いてて楽しそうかどうかは重要な問題。管打は大体、目立つ一瞬に命をかける。だからそれ以外がヒマだったり面白くなくても、その一瞬のためにがんばれる。しかしながら、弦楽器は基本的に楽しい曲かどうかで、鳴りが違う。恐らくアマチュアレベルの感覚的なところだろうが、昨日の弦は弾いててとても楽しそうな、良い音楽をしていた。

管打は聴かせどころ満載。私はオケ在籍9年目にして初のエスクラ。我がセルマーのDEPOSEさんに頑張ってもらう。高音の鳴りと音程が課題。あと運指が、指が太くて引っかかる。久しぶりのケーンリードとバンドレンのマッピというセッティング。均質性は良いがさて、高音音色が改善されるならマッピ変えるかな。やはりmaxtonかな。Gleichweitもいいらしいけど(同じ製造のような気もする)。

さて新シーズン。パジェ先生の新作も含めて、あるようでない練習期間で、精一杯のところまでやり切る。2ヶ月半なんてあっという間。ひとつひとつ課題を片付けていって、久しぶりのエスクラちゃんにもがんばってもらって、よい演奏会にしたいな。

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