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【感染者のつぶやき9】ただの風邪でしょ?

「ただの風邪でしょ」

コロナに感染する前の私が、発していた言葉です。

金曜日に自宅に帰り、寝る前に空咳が。変な咳だな、出張疲れのせいかなと感じながら、寝れば治ると思いました。次の日の夕方には体温が38.9℃まで上がったので、慌てて夜間の病院にかかり、PCR検査を受け、陽性。

お客様や会社に迷惑をかけるなと思いましたが、それでもまだ軽く考えていました。隔離先のホテルに向かうときも「長い休みをもらえてよかったかな」という感じでした。その油断からなのか、高熱が続き、ホテルから病院にその日のうちに救急搬送。入院後、高熱と寒気と少しの息苦しさが数日続きました。息苦しさが急激に悪化してまた救急搬送され、今度は集中治療室へ。人工呼吸器の一歩手前まで重症化しました。
私の場合、コロナによる肺炎が無自覚に進行し、急に悪くなりました。ただ病院で寝ているだけなのに、息ができない。死を強く意識しました。
毎分50リットルの酸素注入で症状が改善し、酸素を減らしつつ、最初の入院から3週間で退院しました。今はとくに後遺症もなく仕事に復帰しております。生死をさまよう体験から、皆さまにお伝えしたい。

「ご自身の体の声によく耳を傾けて、メンタルに気をつけて過ごして欲しい」

感染対策の徹底は当然のことですが、私の場合、体の疲れと気の緩みで、コロナウイルスの侵入を許したと思います。感染ケースは様々ありますが、私のケースもご参考になれば幸いです。

(某所に提出した体験記の原本。抜粋で提出したので掲載版とは異なるので良しと思い掲載)


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