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北海道珍紀行その2

新千歳空港に到着。2度目の北海道入りだ。特に普通だ。国内の多くの空港と、そう変わりはない。空港としては少し大きめかな。お腹が空いたのでショップのところに向かった。そう、北海道行きの目的のひとつである、佐藤水産に行きたかったからだ。まだこの時点で、どこへ行くかは決めていない。まずは、佐藤水産。私は佐藤水産でランチができるものだと勝手に思い込んでいた。ところが、この空港のお店は物販のみ(札幌店は食堂もあるそうだ)。いくらとかなんとか漬とか、美味しそうなやつがたくさん。しかし空腹の力には勝てず、お隣の立ち食い寿司店に並んだ。佐藤水産は帰りに必ず寄ろう。

列は6名ぐらいだったのでスグに順番が回ってくるだろうと思い、待っていた。ところが一向に列が進まない。先に食っている客は、ひたすら食っている。むむ、うらやましい。これはイラッとしてきた。
並びながら、行き先の検討。確か電車で稚内に行くには、あまり余裕はない。この時点で稚内に行くなら、残り20分を切っていた。室蘭・登別温泉ルートとも迷う。ゆっくりするなら温泉に行くのは悪くない選択。またダークホースで出てきたのが、根室。根室も遠い。稚内が近く感じる。釧路港からの、根室もいいなぁ。登別温泉で一泊して、室蘭行って、あわよくば弘前までフェリー?などなどいろいろ考えた。稚内が近く感じる。

結局、稚内行きを決めた。
列から外れ、地下のJRへ。JRのみどりの窓口で、稚内行を購入。ヨシ。6時間ちょっとの電車旅、スタート。

ホームで駅弁を買った。石狩鮨。買ったときは気付かなかったが、なんと佐藤水産ではないか。新千歳から札幌までのエアポート快速の中で、スグに完食。美味しゅうございました。意外と、札幌までが遠い。そう、ほとんど苫小牧なんだよね、新千歳空港って。どう頑張っても札幌空港ではない(笑)。
札幌での特急乗り換えまで15分。15分では何もできないから、写真を撮ったり、キオスクで買い物。何か珍しいものないかな。さっきお隣さんがサッポロクラシック飲んでて美味しそうだったな。ビールのほかに色々のぞいていると、面白そうなものを発見。そう、おにぎりが筋子醤油、ザンギ醤油とか、イケてる。えび天は普通だけど。あとは焼きとうきび!どんな味がするのか、楽しみだ。電車旅の準備は万全。さっき食ったばかりだけどな。

12時ちょうど発のライラック1号に乗り込み、まずは旭川まで1時間半。あっという間。旭川で並列乗り換えを経験。特急ライラックから特急サロベツに乗り換え。さっき買い込んだおにぎりは筋子だけは食った。美味かった。さすが北海道。

旭川から稚内への道のりは、遠い。特急とは言えないスピードでひたすら北海道の大地を北上。のどか、というより雄大。地の果てに向かう感、満載。どんどん寒くなっていく。筋子以外の食料とサッポロクラシックと焼きとうきび(これは美味い!)を胃の中に入れ、しっかり寝た。創作活動らしい創作活動は、全くできず。寒くなってきた車内は、ゆりかごのようによく寝れた。

最北端の街、稚内へ到着。おお、良いよ、良い。18時にもなっていないのに、辺りは真っ暗。寂れている。店はほとんど空いていない。街灯もない。駅の複合施設の灯りと、ホテルの光りぐらい。おお、これが最北端の街か。

ホテルにチェックインし、まずは腹ごしらえ。評価の良さそうな居酒屋に向かったが、閉まっていたので仕方なく、ホテルの目の前の郷土料理花楽へ。サッポロクラシックの生ビールと、タチ(タラの白子)という贅沢な一品を頂いた。これはぷりぷりで美味い。いやあ美味い。これだけで良いくらい。タコも有名らしいので、タコのザンギも頂いた。こちらも身が大きく、新鮮なタコで美味。今日は食べ過ぎているので、これぐらいにしておこう。お店のおかみさんと娘さんかな?愛想の良い接客で、酔っ払いのおじさんたちを上手くあしらい、切り盛りされていた。今度はウニを食べにきたい。

さてホテルに帰って風呂入って寝るか、というには少し早い。駅のセイコーマート(北海道の王道コンビニ)にビールだけ買い足しに向かった。おお、昼買った焼とうきびがあるではないか。その他にも、いろいろ北海道限定を買ってしまった。まあ、これも楽しみ。なぜかセイコーマートオリジナルのユッケジャンラーメンを二つ買ってしまった。まあ、これも楽しみ(汗)。

そういえば旭川から稚内に向かう途中、何度か特急が止まっていた。停止信号もあったと思うが、どうも到着のアナウンスで、シカを轢いたらしい。おう、さすが北海道。轢いた鹿は食うのかな。確かに特急の中で、クマとか出そうだなと思っていた。多分、その辺にいる。シカもたくさんいるのだろう。クマとか轢くこともあるかもな。帰りがちょっと怖いが楽しみだ。

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