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クラリネットのこと5♪Paulus&Schuller ZOOMバレル

実は所属団体の本番が昨日4/6付の連絡でなくなってしまった。とても悲しいが、時節柄、しょうがないのだろう。やりきれない思い。

ベルリンフィルの無料配信を観て、あらためて欲しくなって、いつも利用しているドイツの楽器屋さんのサイトを覗いてみた。前は何らかの理由で輸出できない仕様になっていたが、何と注文できるではないか。

もちろん国内でも販売はしている。石森管楽器のサイトで38700円。送料と関税を入れても少し安かった。

さてモノは?今回購入したのは63mmモデル。以前登場したMAXTONマウスピースはとても満足しているのだが、唯一のネックは音程が高音域でぶら下がること。64mmのバレルをヤフオクやメルカリで漁っては買ってみた。かなり改善はしており、何とかなりそうではあった。

そんな中、今回の乗り番はドボコン。ドボルザーク作曲のチェロ協奏曲だ。言わずと知れた名曲。チェロ協奏曲の中でも超有名だが、実は管楽器、とくにクラリネットが大活躍する。私は勝手にクラリネットとチェロのための協奏曲と思っているが、他の木管楽器奏者もそう思っていらっしゃるらしい。それぐらい、管楽器の見せ場が多い。

そのドボコンがA管一本なのだが、見せ場で音程がぶら下がりやすい。とくに2楽章の冒頭の超見せ場で木管アンサンブルの難所があり、ここでぶら下がるとみんなに結構な迷惑がかかる。64mmの新調バレルを試したり、リードを厚めにしたりと凌いでいたが、これぞ!と思い、ZOOMバレルを衝動買いした。

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ZOOMバレルの説明は以下(石森さんのサイトから転載)。  

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基準の長さから最大3mmまで伸ばすことが可能です。
※最大値からさらに回転をさせた場合、分解の恐れがございますのでお気を付け下さい  

従来のバレルによるピッチ調整では、楽器とバレルの間に隙間が生じ、その隙間はマウスピースからの振動を抑えてしまい、響きは100%楽器へ到達しませんでした。
ズームバレルは、楽器の内側、外側とも隙間を生じさせる事なく長さを自由に変える事ができるため、楽器の響きを損ねる事なく音程の調整が可能となります。
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とのことで、早速(行ってはいけない)カラオケボックスで試してみた。

コレはいい!微妙な調整ができる。もしかすると、他の曲でもかなり重宝するかも。音色は最初少し明るめ(軽め)な印象もあったが、リードを選んだら改善した。問題の箇所も何とかなりそうだ。

とはいえ、冒頭の悲報。来年に延期とのことだが、残念。果たして、本番ができる日は来るのだろうか。さて、(行ってはいけない)カラオケで練習でもするか。

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