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男性ブランコのオンラインコントライブ『トワイライト水族館』を見ました。(ネタバレあり)

M-1グランプリ2022で見た、男性ブランコのネタ「音符運び」。それからYoutubeで彼らのネタを見漁る日々。お二人ともラーメンズが好きという共通点もあってか、ネタの中にもラーメンズみを感じて、より一層好きなりました。

好きになった勢いで『トワイライト水族館』の配信チケットを購入しました。
(ここから先はネタバレを含みます)





 美しすぎる。お二人の優しく穏やかな雰囲気と、夜の水族館がとても似合う。とにかく映像が綺麗なんです。収録されてたコントと生中継で行われたコントがあったそうなのですが、どれがどっちなのか分からないくらい綺麗でした。(ネクタイにマイクが付いているかどうかで「あ、これ生でやってるな」と判断していた私。)

 初めはエレベーターの中から水族館へ向かう場面。もうこの時点で背骨がムズムズするぐらいワクワク感が止まりません。この時のカメラの位置が少し低いのでは?と思ってしまった私。入場者の目線にするのなら、もう少し高い位置だよなぁ、と。

 水族館にやってきた浦井さん。突然現れたり消えたりする水族館職員の平井さん。様々なコントを挟みながら、「しあわせざかな」をさがして水族館内をまわる2人。水槽の反射された光が照らすお二人の表情がこれまた綺麗。バックに流れる『ジムノペディ』が心地良かったです。(この場面で脳裏にラーメンズがよぎった人は、後で職員室に来なさい。笑)

 浦井さんの「こんなに楽しいならもっと早く来ればよかった」に対して答えた平井さんのセリフ「早くもなにも今来てる。それでいいんじゃないですか。」が、なんかジーンときました。張り詰めて焦っている気持ちが、ふっと楽になる感じ。

一番好きな場面はここです↑。様々な水槽を見ているうちに、吸い込まれるように魅了されていく浦井さん。ここの浦井さんの表情がたまらない。
水槽の外から見ているのか、中から覗いているのか。

これを見ている私自身も、お二人のコントに吸い込まれているなって、この時感じました。


子供の頃に行きたかった水族館に、初めて来た浦井氏。買った覚えのない入場券を片手に、職員平井と不思議な水族館の旅。「しあわせざかな」は見つからなかったけれど、「しあわせだ」と平井氏に伝えます。


 場面が変わり、水族館前のベンチで目が覚める浦井氏。ポケットの中には子供の頃に作った水族館のチケット。今までの出来事は夢だったのか?パラレルワールドだったのか? (最後の場面で平井さんと浦井さんがすれ違う瞬間があったので、パラレルワールド説もありうる…?)
 ここで冒頭のカメラの位置問題が解消されました!幼少期の浦井氏目線だったんですね。納得です。あぁ最後まで気が抜けない。


エンディング後にも少しだけコントがありました。
平井「自分の好きなものを、たくさんの人に見てもらえると、何だか嬉しい気持ちになっちゃいますよね。」
現実のお二人の言葉だと思うと、深いなぁ。こっちも嬉しい気持ちになっちゃいますよ。(相殺はされません。)私自身も、元々舞台で表現する方の人間だったのでぐっとくるものがありました。



今年のMー1を見てから、こんなに男性ブランコ沼にはまるとは思ってもいませんでした。あぁこんなことならもっと早く見ておけばよかったなぁ…

『早くもなにも今来てる。それでいいんじゃないですか。』

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