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クララの介護日記ー母の卒寿
【卒寿を迎えた母】
4月7日、母は90歳を迎えた。
母は珍しく早く起きてきた。わたしは10時からオンラインで勉強会に参加したので、昼から2人で区役所に福岡県議会員の期日前投票に行った。そして、今日美容院に行きたいと言うので、予約をとり連れて行った。今日が最後のパーマにすると決めていたようだ。これからはカットだけにするらしい。
母が美容院に行っている間に買い物を済ませ、プレゼントを買いに行った。何にしようかと悩んだがあるものが閃いた。それはいつも整骨院に連れて行く時に母は「ズボンが長くなった」と言う。本当は自分の足が短くなったのに、面白い表現をする。少し短めのズボンを2着買ってあげた。
夕食は少し奮発して、母の好きな鯛のお刺身とタラバガニ、筍と湯葉の煮付け、手作りのコロッケ、ベランダのプランナーでどれたサニーレタスを準備して、純さんから頂いたシャンパンを開けて乾杯した。
プレゼントも喜んでくれた。そして、わたしが「卒寿のお誕生日おめでとう」と言うと母が「一緒にいてくれてありがとう」と言ってくれた。少しは親孝行できているんだと涙が出そうになった。
夕食後は母の好きなモンブランのケーキとコーヒーを出した。これもとても喜んでくれた。
あと何年一緒に居れるかわからないが、父にしてあげられなかった分の親孝行をしようと思う。元気で長生きするために早寝、早起きして欲しいのだが・・・この時間でもまだ起きている母!
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