クララの介護日記ー朝食

もともと母は遅寝、遅起き。とうてい巷で言われている老人の生活とは思えない生活をしている。最近は起きる時間もバラバラで、7時半くらいに起きる時もあれば、11時過ぎないと起きないときもある。

あまりにも遅いと死んでいるのではないかと心配になり、部屋へ見に行く。布団が上下しているのを確認すると安心して、そのまま寝かせている。まあ、もうすぐ90になるのだから寝る時間が長くて当然だ!

困ることは食事!まだ、食べさせてもらっていないなんて言わないからよいものの、母に合わせていたら時間を有効に使えない。以前ボケ防止のために朝食だけは母が作るようにお願いして一緒に食べるようにしていたが待っていたら、1日の計画が狂ってしまう。おまけに病院に連れていくのに、午前の治療時間に間に合わせるために急かせてしまう。ますますイライラが募る。

1度は「わたしメッセージ」で
【相手の行動】
お母さんの起きる時間が決まってないと
【わたしへの影響】
何時に朝食作っていいかわからないし、一緒に食べること考えると時間が有効に使えなくて
【感情】
困る

と言ったが、しばらくは早めに起きていたが、上手くいかない。2人で話し合いをしようにも、痴呆が入ってきている母は忘れてしまうから意味がないし、わたしが毎日起こしに行くのもかわいそうになる。起こすと「足がポカポカで布団の中は気持ち良いんだ」と残念そうに起きてくる。


そこで、わたし自身の中で考えを変えた。
「環境改善」
朝食もわたしが作る。わたしが決まった時間に起きて、炊飯器を仕掛けて、味噌汁の出汁の準備をして、洗濯機を回して、散歩に出掛ける。帰ってきたら、掃除、洗濯を終わらせて朝食を2人分作る。わたしは食べて、母の分は台所に用意だけして自分のやりたいことやレッスン準備ややるべきことをする。

母は好きな時間に起きて、自分で準備して片付けも自分でやる。一緒に食べれないのは残念だか、この方法がベストだと思う。もちろん以外にも早く起きて一緒に食べることもある。このスタイルに変えて2週間なかなか快適な日々が送れている。


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