クララの介護日記ー変わっていく母

変わっていく母
ここ2、3週間で母の様子が変化した。

まず、睡眠時間が長くなった。もともと遅寝、遅起きの母であったが、朝起きてくる時間が尋常でない。以前はわたしが朝の散歩から帰ってくる8時半くらいには起きて朝食を作り始めていた。

なるべくボケないように得意な料理はしてもらおうと大変なようだが朝食だけは作ってもらっていた。しかし、今は声をかけないと起きてこないので、自分の1日の計画が狂ってしまうのでイライラしていた。

「わたしメッセージ」で「朝食が遅いと1日が充実してすごせなくなるし、お母さんの整骨院の午前の受付に間に合うようにせかすのが嫌なんだ」と言ったが、痴呆の入ってきている母にはその場では「明日からは早く起きないとね」と言うがす次の日には忘れてしまう。

ここは考えを変えて、環境改善！わたしが食事は全てわたしが作る。母には「一緒に食べれないのは残念だが、わたしも自分の時間を大切にしたい」と母に伝え、朝は自分が作り、母の分はお盆に乗せて準備だけをしておくことにした。

整骨院はレッスンの準備や勉強の気分転換に昼から連れて行くと変えた。これでなかなか快適！

しかし、しかし最近の母は起きる時間がバラバラ！声をかけなければ1時、2時、時には夕方4時近くに起きてくる。時々、息をしていないのではと心配になり何度も確認しに行くが、気持ちよさそうに寝ている。声をかけると、「足がポカポカして、布団が気持ちいい」と嬉しそうに言う。

今まで、長い間父の介護をしてきたから好きなようにさせてあげたいという気持ちと、こんな生活でいいのかな〜と悩んでしまう。