【ドイツ滞在の第一関門】ドイツでの住民登録のあれこれ

こんにちは、Claraです.

ドイツに渡航し、まず最初にやらないといけないこと.それは住民登録(Anmeldung)です.これをやらないと,その後の滞在許可証申請が出来なくなってしまいます.色々な情報を見る限り,渡航2週間以内には登録を完了させるべきなようです.

住民登録をするためには,各市のお役所(Einwohnermeldeamt: 住民登録局)に行く必要があります.しかし突然行っては何もできず返される可能性が濃厚.まずはホームページから予約を取らなければいけません.

※私の友人(ドイツ人)は,引っ越し4週間後に予約なしでお役所に突撃したところ,あっさり住民登録ができたらしいです.これは例外かもしれませんね.ドイツ語に堪能でのっぴきならない理由がある方はトライしてもいいかも?

各市の予約ページは,Anmeldung+市名+Termin (予約)でGoogleなどで検索すると見つけられるかと思います.私は渡航数日後にホームページから予約を取りました.私の市がそこまで大きくはないからか,予約日はその数日後でした.

①訪問1度目

さて,サブタイトルが不穏な雰囲気を醸し出していますね.そう,私は結局住民登録局に2度行くことになりました.その理由は…

ドイツ語を話せないから

私の場合は,ホープページから予約をした時点で自動返信メールでQRコードが貰えました.当日,私は予約10分前ごろに到着し,入り口で受付をしようとしました.そこでスマホ上でQRコードを見せて名前を伝えたところ,

「ドイツ語話せる?」

と聞かれました.ドイツ語の勉強はもちろんしていましたが,流石にお役所ごとをドイツ語で切り抜ける自信がなかったので,話せないと伝えると,

「ドイツ語を話せる人を連れてくるべき,ここの人は英語ができない」

と言われました(英語で).

まあそう言われてしまってはどうしようもないし,ここはドイツだからドイツ語がデフォなのは当たり前だよねと,その日は大人しく退散することにしました.

②訪問2度目

さて帰宅後,2度目の訪問にあたって予約を取ろうとすると,もう予約の空きが数週間後までないではありませんか.これは困ったと思いましたが,翌日朝にもう1度確認すると,なぜか次の日に予約の空きが.予約欄は朝にこまめにチェックするのが吉のようですね.

2度目の訪問にあたっては,ドイツ人の同僚がついて来てくれました.受付を済ませて中に入り,例の自動返信メールに記載されている番号が待合室のモニターに表示されるのを待ちました.

自分の番号が表示され,担当者さんのデスクまで行きました.担当者さんは優しそうなレディでした.そこで賃貸契約の際にもらった書類(Wohnungsgeberbestätigung: 入居確認書)とパスポートを渡し,しばし待ちます.すると担当者さんから「出生地はどこ?」と質問.日本のパスポートには出生地(私の場合は町名.日本のパスポートに記載されているのは本籍地であり出生地ではない)が記載されていないので,口頭で伝える必要があったようです.

※ドイツでは手続きに際して何かと出生地を聞かれる印象があります.自分の出生地は把握しておきましょう.大概は自分の生まれた産院のある町名です.

出生地を伝えると,「本当にその場所が存在するのかチェックするね」と,担当者さんがGoogle mapで町名を検索し始めました.興味深い確認方法ですね.無事私の出生地が存在するのを確認した後は,担当者さんがPC作業を完了させるのを待ち,完成した書類上の個人情報を確認・サインをしました.

申請中は「あなたのパスポートの色いいわね」とかスモールトークもあり,終始和やかでした.担当者さんは少し英語ができる方だったので,英単語なども挟みながらの申請となりました.最後に「ドイツにようこそ!」と住民登録の紙を手渡してくださりました.


こうして,私の初めてのドイツでのお役所ごとは平和に完了しました.ドイツのお役所ごとは色々と香ばしい噂を耳にしていたので内心怯えていました.私にお役所トラウマを植え付けることなく申請を進めてくださった優しい担当者さんには本当に感謝しています.


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