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The 1975 "Oh Caroline"(BFIAFL) 和訳〜いとしのキャロライン〜

イギリスのバンドThe1975の5枚目のアルバム、”Being Funny In A Foreign Language"の5曲目、"Oh Caroline"の和訳です。前曲の"Part Of The Band"とは違って、とにかく相手のことが頭から離れない男をテーマにした、シンプルなラブソングですね!曲調は、まさにThe1975!といった感じで最高です。以下和訳と注釈です。

[Verse 1]


I've been suicidal
ずっと自殺したい気分なんだ
You've been gone for weeks
ここ何週間、君がいなくて
If I'm undecided, will you decide for me?
僕が決意できなかったら、君が代わりに決めてくれないか?
Baby, I'll do anythin' that you wanna
君が求めている事ならなんだってするさ
I'll try anythin' that you wanna
君がしてほしい事ならなんでもやってみるつもりさ。
I'll try
やってみるよ
'Cause you're on my mind
だって君が頭から離れないから

[Chorus]


Oh-oh, Caroline
ああ、キャロライン!
I wanna get it right this time
今度こそちゃんとケリをつけたいのさ
'Cause you're always on my mind
君が常に頭の中にいるから
Oh-oh, Caroline (Oh-oh)
ああ、キャロライン!

[Verse 2]


Getting suicidal?
自殺したい?
It's honestly not for me
正直、本当はそんな気ないんだ
I'm gettin' on my nerves by gettin' on my knees
ひざまずいてお願いするのはもううんざりなんだ
Getting cucked, I don't need it
「寝取られる」なんてのは嫌だ
The place I want to be
僕が居たいのは
Is somewhere in your heart
君の心の中のどこか
Somewhere guaranteed
そこで守られていたい

[Pre-Chorus]


'Cause baby, I'll do anything that you wanna
君が求めてることならなんでもするから
I'll try anything that you wanna
君が求めてることならなんでもやってみるつもり
I'll find myself in the moonlight
気づいたら月の明かりを浴びているだろう
'Cause baby, I want everything that you wanna
君が望むものは全て僕も欲しいから
And I've triеd to just be me like a thousand timеs
そして、僕は自分らしくいようと何度も試してきた
But you're on my mind
でも君が頭から離れないんだよ

[Chorus]


Oh-oh, Caroline
ああ、キャロライン!
I wanna get it right this time
今度こそケリをつけたい
'Cause you're always on my mind (You're always on my mind)
だって、君が頭からずっと離れないんだ
Oh-oh, Caroline (Oh-oh)
ああ、キャロライン

[Bridge]


Oh, I've tried to find
Another name a thousand times
ああ、僕は何度も君以外の名前を探そうとしてきた
But the only one that rhymes (Always on my mind) (*1)
でも、韻を踏めるのは
Is, "Oh, Caroline!" (Oh)
「オー、キャロライン!」だけだったんだ
Just give me one more chance tonight
今夜、もう一度だけチャンスをくれないか
'Cause I don't want to waste my life without you, baby
君なしで人生を無駄にはしたくないんだよ、ベイビー
No, I don't want to waste my life without you, baby
君なしで人生を無駄するなんて、そんなのは嫌なんだ

[Pre-Chorus]


Oh-oh, Caroline
ああキャロライン!
Get it right this time
今度こそケリをつけたい
Always on my mind
君が頭から離れない
I wanna get it right
ケリをつけたいのに
But you're on my mind
頭から離れないんだ

[Chorus]


Oh-oh, Caroline
ああ、キャロライン!
I wanna get it right this time
今度こそケリをつけたい
'Cause you're always on my mind (You're always on my mind)
君がずっと頭の中にいるから
Oh-oh, Caroline (Oh-oh)
ああ、キャロライン

(*1)


Mattyはこの曲に関して、Apple Musicのインタビューで以下のように語っています。

この曲は“ああ、キャロライン/今度こそちゃんとやりたい/君のことが頭から離れないから(Oh Caroline/I wanna get it right this time/’Cos you’re always on my mind)”っていうコーラスが最初にできて、それはものすごく普遍的な感じがした。「よし、これは僕のことじゃなくていい。『僕はマンチェスターでスキニージーンズをはいてた』みたいに限定しなくていいんだ」って思った。経験したことしか曲にしちゃいけないわけじゃない。キャロラインは誰のことでもいいし、頭の中で勝手に名前を変えてくれていい。こういう曲を「“曲”の曲」って呼ぶときがある。他の人がカバーしてもしっくりくるから。まあ、“「寝取られる」、それはごめんだ(‘getting cucked,’ I don’t need it)”って歌詞は人を選ぶだろうけど、いい線いってるよね

Apple Musicより

ここからわかるように、キャロラインは特定の誰かを指すというよりは、普遍的な存在としてとらえて良さそうです。ではなぜキャロラインが選ばれたのかというと、韻を踏めるのが、"Oh Caroline"だけだったから、というわけです。

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