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【翻訳】Stoneshard開発日記:デンブリーとグローバルマップの変更

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 みなさんこんにちは!
 今回の開発日記では、グローバルマップの変更点と、首長連盟/Grand Magistrate の新しい集落、デンブリーについてご紹介します!それではひとつずつ見ていきましょう。

デンブリー/Denbrie

デンブリーは海岸沿いの集落だ

和睦が結ばれた頃には既に、デンブリーは廃墟と化していた。枢密院軍がこの閑静な漁村を二度にわたって略奪したからだ。一度目は初期攻勢のさなか、そして二度目はブリン攻城戦に敗北して撤退する途中である。
現在、ここが曲がりなりにも集落として成り立っているのは、首長連盟が西部国境を見張るために、駐屯兵を派遣しているからに過ぎない。

注:現在、現バージョンで予定されていた集落のリストは Rags to Riches アップデートにおいて一新されます。

 デンブリーはブリン辺境領/Brynn Marchの西南部に位置し、首長連盟の3番目かつ最後の村落となる予定です。残っているわずかな村民(数名の漁師や商人)は戦争で植え付けられた恐怖によって正気を失っていて、惨めで悲惨な生活を送っています。デンブリーが現在も存続しているのは製塩施設があるためで、製塩所はブリンから派遣された労働者により少しずつ修復されています。

製塩所

 デンブリーは首長連盟の国境に近く、戦略的に重要な立地にあるため、広大な国境地帯を支配するための生命線となっています。この任務は村の崩れかかった礼拝堂に駐屯する兵たちが担っていますが、守備隊は人手不足に苦しんでいて治安の維持に苦労しており、手助けを申し出れば守備隊長も快く受け入れてくれるでしょう。

守備隊

 デンブリーには郊外/Outskirts 存在し、ダンジョンへの行き来で休息したり、契約を結んだり、必要な物資を買い込んだりすることもできます。

聖ワルド橋/St Wald's Bridge

修復中の大きな石橋

この橋は、アルドールで広く崇拝されている聖人、聖ワルドが、センティアの異教徒に真実の教えを広める旅の途中で渡河した地に架けられている。
数十年後、とある修道会の手によって、聖ワルドの偉業をたたえるために石橋が建造された。敗走中の枢密院軍の暴挙によって破壊されることがなければ、橋は何世紀にもわたって残り続けていただろう。

ケンリクの入植地/Kenrick's Homestead

なかなか立派

この土地の所有者、老ケンリクは、政治や世間のことなど気にも留めない人物であった。だが、政治は特定個人の生活に干渉するために、招待状を必要としない。戦火が激しくなり、何もかもを失いかけていたケンリクは、戦略上の理由で留まっている首長連盟の兵士たちと、否応なく関わることになったのであった。

マップの変更

広い

 グローバルマップの重要な変更点のひとつが、多くのロケーションが異なった場所に移されたことです。これにより、ゲーム世界をよりスムーズかつ有機的に進んでいくことができるようになりました。加えて、アップデート後のマップでは、その時点でプレイヤーがランダムに直面する困難や、外部から知るしかない情報をうまく強調することができるようになりました。
 たとえばオスブルックはマップの東側に位置していて、戦争の影響が最も遅れて到達した地としてより適切な立地となりました。村の導入クエストを完了させるとすぐにブリンへと移動できるようになり、早期にキャラバンを利用できるようになります。また、「グウィネルの答え/Gwynnel's Answers」を完了すると、ヴェレンがマンシャー、腐れ柳、デンブリーに向かうようにヒントを出してくれます。
 一方、腐れ柳は最も大きな影響を受けます。腐れ柳は現在の位置(マンシャーの北)からマップ西部、以前のオスブルックからほど近い場所へと移動します。さらに、腐れ柳は固有の契約といくつかのダンジョン、追加の機能、そしてふたつの郊外を持ちます。

樫森の木こり小屋/Oaken Glade

交易所らしい

首長連盟の標準的な交易所と比べて、この木工所には例外的とも言える自由が認められている。なぜならば、ここには監督官が常駐していないためであり、その理由も単純に、なおざりな事務手続きが忘れられたまま放置されているからである。

炭焼きの宿所/Charcoal Burners' Camp

苦役が課せられている

ニュー・ギルドの工房に木炭を供給する重荷を背負っていたのは、囚人や戦争捕虜たちであった。##腐れ柳の近くに位置しているのも偶然ではない。炭焼き場の責任者も、ブリンにいる直属の上司より、隻眼のウィグマールとの関係を重要視しているほどだ。

評判システムの変更

 評判システムにも多くの変更が加えられました。現在のバージョンにおいて、それぞれの集落は同じ評判パークを用いています。"Rags to Riches"では、各村落や都市の特徴に応じで異なるパークを持つようになり、経済や装備の進展状況をバランスさせるうえでより大きな柔軟性を持たせることができました。
 たとえば、荒れ果てたデンブリーの集落跡地にはほとんど商人がいないので、この場所固有のパーク「連盟の最前線/Magistrate's Frontier」により、契約完了時にブリンの評価を追加で稼ぐことができます。これにより、直接的に評価を稼ぐことなく上位の装備を手に入れられるというわけです。

 ボスに関係した特殊なクエストは、現在はキャラクターのレベルと紐づいているものですが、これも評判システムの一部となり、対応するパークをアンロックすることで受注できるようになります。

ブリン

 ブリンの評判は元々、別の方法で獲得するようにするつもりで、ブリンの契約は暫定的に導入されたものに過ぎませんでした。"Rags to Riches" において、私たちはブリンを商業の中心地という本来の構想に戻そうと考えています。プレイヤーはブリンをときどき訪れ、新しい装備を買ったり戦利品を売ったりするわけです。もちろん、この大都市における行動のリストには最終的にはサイドクエストも現れます。昨年、私たちはダイアログ生成ツールをゲームエンジンに適用するためにたくさんの労力を費やしましたので、新しいダイアログの追加は以前よりもずっと短時間に行えるはずです。
 この変更により、ブリンのダンジョンとそれに紐づいた契約は完全に削除され、危険度の高い契約は腐れ柳とデンブリーに分配されます。この変更で、多くのプレイヤーからフィードバックを寄せられている、難易度の急激な変化をマイルドにする効果があるはずです。

ブリン固有パーク

 ブリンの評判は、同じ派閥に属する他の集落との関係に左右され、特にオスブルック、マンシャー、デンブリーの契約が重要になります。さらに、初期状態では監督官に賄賂をおくる選択肢が利用不可能になり、代わりに評判パークと紐づいた推薦状/Commendation Letterが必要になります。

僻地ダンジョン/Distant Dungeons

 "Rags to Riches" で私たちがやりたいことのもう一つに、キャラクターレベル30までの全てのレベルにわたって完全な進展システムを実装することです。これは今後、グローバルマップを拡大する前に全てのメカニズムのストレステストを私たちが行うことができるようになるということです。
 前回の開発日記で述べたように、これは既存のダンジョン、アイテム、集落を5つのティアに分割することによって実現されます。この変更はまた僻地ダンジョンにも影響しますが、ゲーム終盤の主要コンテンツであることに変わりはありません。僻地ダンジョンはティア4と5のバリエーションの一つとして存在し、より魅力的な報酬と厄介な敵が登場します。

ティア一覧

 今回は以上となります。次回をお楽しみに!


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