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【翻訳】Stoneshard開発日記:新たなるプロセライト

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 みなさんこんにちは!
 今回の記事は、来たる大型アップグレードの新コンテンツの一部を皆さんにご紹介する連載記事の初回となります。今日は、カタコンベのダンジョンで遭遇する危険な新エネミータイプ、高位プロセライトをご紹介します。

 プロセライトとは、アルドールで目立つようになってまだ日の浅い、吸血鬼を信奉している不穏で謎めいたカルト集団のことです。ゲーム内の他の人々と比べると、際立って「ファンタジー的な」側面を持った集団ですね。彼らを創作するにあたって、私たちはリアルさや世界観の制約にとらわれ過ぎないようにしながら、印象的かつユニークな敵に仕立て上げようと試みました。

プロセライトの面々

 最初に、低レベルから高レベルまでのカタコンベを探索中に出遭う可能性のあるプロセライトたちから紹介していきましょう。

教に殉ずる者

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殉教者が苦しむ姿を見ても、他のプロセライトは裁きの法廷に対する忠誠を深めるだけである。自らすすんでこのような苦しみを受けるには、どれほど深く狂気の沼に沈む必要があるのだろうか…

「教に殉ずる者」は他の狂信者たちをサポートするのが主な務めとなる、移動しない敵です。パッシブスキル「終わりなき苦行(Neverending Torment)」は視界内に敵と味方の両方がいる限り「教に殉ずる者」の体力を失わせますが、「自発的な犠牲(Willing Sacrifice)」は失った体力の一部を味方の回復に使用します。
 ですから、戦闘においてはこの敵を優先するのは良い考えかもしれません。ですが気をつけておくべきことが一つあります。それは、倒したらそれで終わりではない、とうことです。致命的なダメージを負わせたとしても、教に殉ずる者ははりつけにされたまま残り、他のプロセライトに大きなバフを与えるパッシブスキル「死の祝福(Blessed in Death)」が発揮されるからです。これを解消する方法は単純で、教に殉ずる者に止めを刺し、その遺骸がつり下がっている支柱を倒すだけです。

鐘を撞く者

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この者がうち鳴らす乱雑な鐘の音は、真っ暗闇な地下道に響き渡って異世界の雰囲気を醸し出す。どれだけ無鉄砲な者でも、この音を聞くと恐怖のあまり逃げ出してしまうという。

「鐘をく者」もまた、他のプロセライトをサポートすることを主な務めとする狂信者です。プロセライトたちの標準的な能力に加え、彼らは二つのユニークなアクティブアビリティ、「がために鐘は鳴る(For Whom The Bell Toll)」と「不浄なる讃美歌(Unholy Anthem)」を持っています。前者は大きな騒音を発生させることで、離れた部屋から他の狂信者を呼び寄せるとともに、プレイヤーの正気度を減少させて被ダメージを増加させます。後者は広範囲のプロセライトに対してランダムなバフを与えます。


次に、もう一つ上のランクのプロセライトたちです。

教を修めし者

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このプロセライトは完璧な兵士である。人間離れした怪力を持ち、獰猛で、痛みや恐怖を感じず、慈悲の心を持たない。

「教を修めし者」は武器を扱う能力を持っているため、兵士のような働きをします。斧や棍棒を持ち、一部の武器スキルを使用できます。それに加えて、新たに二つのパッシブスキル、「御力を見よ(Witness his might)」と「血の賛歌(Anthems of Bloodshed)」を所持しています。
御力を見よ(Witness his might)」は、視界内に存在する異なる種類のプロセライトごとに「教を修めし者」の攻撃力と体力を増加させ、攻撃を受けたプレイヤーのダメージ耐性を徐々に低下させます。「血の賛歌(Anthems of Bloodshed)」は出血確率付きの確定クリティカルを6回の攻撃ごとに発生させ、ヒット時には近くの狂信者にバフを与えます。

刺し貫く者

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知らず知らずのうちにカタコンベに迷い込んだ哀れな者を見つけ出す能力にかけては、刺し貫く者に比肩する者はいない。彼の追跡の生け捕りとなった被害者は、教団に加わるか、裁きの法廷に生贄として捧げられるかのどちらかである。

「刺し貫く者」の主な務めは、プレイヤーを消耗させて文字通り血の一滴まで搾り取ることです。その務めを果たすため、彼らは「突き刺し(Impaling Lunge)」「鋸挽き(Lacerate)」「投げ網(Net Throw)」「不意の一突き(Sudden Lunge)」といったアビリティを使用します。
 また、「血の芳香(Blood Scent)」は自らのクリティカル率と反撃率を強化し、視界内で出血している敵味方の数に応じて攻撃力を強化します。

暗闇に潜む者

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暗闇に潜む者は迷宮コウモリに外見が似ているだけでなく、カタコンベ内部の見通しの利かない暗闇を利用するという行動までそっくりである。

「暗闇に潜む者」はカタコンベ内でも最も狡猾な生物で、彼らを倒すのは簡単なことではありません。主な強みは機動力と予測不可能性です。「忍び寄り(Murkwalk)」は長い距離をテレポートし、「闇隠れ(Embrace the Murk)」は短距離ダッシュを行って透明化します。透明化中は体力が回復し、ステータスに蓄積ボーナスを受けます。これを利用して、彼らは時を見計らって強力な「闇討ち(Murkstrike)」を仕掛け、プレイヤーを倒しにかかってくるのです。
 透明化した「暗闇に潜む者」は隣接タイルでないと姿を現さないため、彼らと対峙する際は投げ網など硬直を与える手段を持っておくと良いでしょう。そうすれば、闇の中に逃げられてしまうことを防げます。

ジルード

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ジルードの体は手の施しようがないほどに変わり果てている。不快な動きを見せる彼らの舌は、まるでそれ自身が意思を持っているかのようだ。

 このプロセライトの主な武器はその驚くほど長い舌で、舌を巧みに操って次の三つのスキルを繰り出します。「舌は禍いの根(Tongue Pull)」は対象を引き寄せ、「舌打ち(Tongue Push)」は2タイルの距離を作り出し、「舌鼓(Tongue Leech)」は確率で硬直化させ、大きな体力を吸収します。

ヤグラム

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このケダモノのような狂信者の精神は抑えきれない怒りの感情によってくすんでしまっている。そこに人の心はほとんど残っていない。

 ヤグラムは怒りと馬鹿力を体現するような存在で、敵にとっても、味方にとっても危険な存在です。彼らは複数の範囲攻撃を使いこなします。「強打(Swipe)」は近くの対象をノックバックさせて壁や物に叩き付け、「地鳴らし(Earthshaking Strike)」は眼前の敵にスタンや眩惑を与えます。
 さらに、ヤグラムに対して与えられた攻撃と、ヤグラムが加えた攻撃はどちらも、隠しステータスである怒りを増幅させます。怒りが一定の値になると、パッシブスキル「野生の怒り(Bestial Rage)」が発動し、与ダメージと被ダメージの双方が増幅します。この状態になったヤグラムは、全ての理性を失い、攻撃をランダムな対象に向けて繰り出します。運が良ければ、この状態を利用することができるかもしれません。

サグール

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サグールには深紅病の証がまだ残っているが、彼らにとって、それは呪いではなく祝福である。

 サグールは倒錯した醜い突然変異体で、プロセライトの遠距離ユニットとしての働きを持ちます。戦闘中、彼らは「血の唾液(Blood Spit)」を使って血溜まりを作り出し、プレイヤーにダメージを与えるとともに、他の狂信者を回復させます。近接戦闘を強いられても、「弾ける血膨れ(Blister Burst)」を使用して反撃し、ダメージを与えつつ周囲に血溜まりを作り出します。


 そしてお待たせしました。中ボスたちです。

蟲を携えし者

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蟲を携えし者は裁きの法廷に対する狂信をグロテスクに体現する者である。宿主は寄生者に苦しめられ、寄生者は宿主に苦しめられるのだ。

 不格好でタフな「蟲を携えし者」は、僅かな体力を消費して視界内のタイルに召喚する巨大なワームを巧みに操ります。また、付近の遺骸を破壊することで「蟲の餌(Wormfood)」のアビリティを使い、ランダムな隣接タイルにワームを呼び寄せることもできます。呼び寄せられるワームの数は、対象にされた遺骸の大きさに左右されます。
 ワーム単体であれば恐るるに足りませんが、大群となれば話は別です。パッシブスキル「宿主へ捧げよ(Feed the host)」は被ダメージの一部を「蟲を携えし者」の体力に変換し、より多くのワームを呼び寄せられるようにするからです。

アンマラ

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このおぼろげに人の形をした肉塊は、邪悪な儀式と裁きの法廷に対する盲目的な信仰のみによってその姿を保っている。

 アンマラは独特な戦い方をする中ボスです。敵を発見すると触腕を地面に潜り込ませて各種耐性を大幅に強化しますが、移動能力と直接攻撃能力を失います。その後、触腕は敵の近くの地中から現れ、攻撃を開始します。触腕の位置から離れたり、触腕を殺すと、アンマラは触腕の位置を変えたり、新たな触腕を生やしたりします。
 一見、不死身にも思えるアンマラを倒すコツは、丹念に触腕を倒し続けることです。パッシブスキル「一個体(One Body)」の効果により、本体と触腕が受けたダメージはそれぞれに分配され、触腕を倒すたびに永続的に増加していくからです。


 今回は以上となります。ゲーム内神話に追加されるこれらの読み物を楽しんで頂ければ幸いです。今後数回にわたって新しいアビリティツリーや魔術システムの変更点についてお届けしていきます。最新情報をお見逃しなく!

 それではまた次回!

翻訳活動へのご支援をお願いしています。 私は翻訳者を目指しています→無事職業翻訳者になりました! このnoteでは主にStoneshardの開発日記の翻訳を投稿しています。頂いたご支援は翻訳活動の充実のために利用させていただきます。よろしくお願いいたします。