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2022年の反省文

今年なにしたか一等星としてすぐに見えてくるのは、遠征で名古屋や長浜へ行ったこと。ただの旅で新潟へ行ったこと。人にすごく優しくしてもらい、流れる光景、会話、一つ一つを記録に残しておきたいぐらいだった。電車では車窓の動画ばかり撮り、飲み屋や車の中で話したことを帰ってメモした。記憶の限りをここに書き起こそうと試みたが、そんな体験ほど整理がつかず下書きのまま。

突如現れた彗星は、虫垂炎の疑いによる入院だった。周りには「虫垂炎だった」とだいぶ吹聴してきてしまったが、いろいろ検査した結果どうやらあれは虫垂炎じゃなかったらしく、興味深い。ここ数年心の向かないことはやらないことにしよう、できないことはできないと表明しよう、と思うのだが、いつの間にか無理を積み上げてしまう。無理をして得るものもあるけど、失うこともある。入院という自分にとって大きな体験をしたことで、自分をまじ大事にしようと誓った。それから、家族、友達も。

ほかには何があっただろうか。2等星ぐらいで見えてくるもの。カレンダーをみると予定がだいたい書いてあるから、月別にやったことがわかる。私はそのほかに、スマホのメモアプリに日記を記している。紙にも、いろんなメモを記している。

今年の初めごろ、俳句の人:松井亜衣さんに「クララさんは記録魔だから、」となにげない会話の中で言われたとき、”記録魔”という素晴らしいキャッチコピーを与えられた気がして、これからも自分はそれを貫こうと思った。光の多い街ではあまり見ることのできない、記憶の中では3等星以下の膨大なメモに残された、感情や、観察、体験してわかったこと、人と交わした会話、それにいつか救われることがあると思う。


1月 毎日打ち込みトラック作成。
2月 ヒヤシンスの成長に救われた。
3月 バッティングセンター通う。初、名古屋遠征。
4月 初、長浜遠征。心に焼き付いた曳山まつり。
5月 人の家によく行った。無印良品Podcast『くらしのラジオ』制作協力。フィルム一眼レフdebut.
6月 初、海外に小包郵送。韓国へポケモンパンのシール。
7月 選挙。むことひがしのおともだちREC。
8月 新潟旅。湯沢、日本海。
9月 カセット制作。バカがミタカッタ世界と共にステージに立つ。
10月 ビデオパーティ。測量講習。虫垂炎の疑いで入退院。
11月 カセット『アメリカン』再販。地獄の大腸内視鏡検査。
12月 インタビューの実施。年末バンド:さっちゃんカントリークラブ。

読んだ本、漫画
宋 欣穎『いつもひとりだった、京都での日々』翻訳: 光吉さくら
上間陽子『海をあげる』
松本大洋『東京ヒゴロ』1
和山やま『女の園の星』
いましろたかし『化け猫あんずちゃん』
いましろたかし『引き潮』
真造圭伍『ひらやすみ』
───ほかいろいろ買ったけど少しずつ読んでいる。

観た映画、ドラマ
『エクストリーム・ジョブ』
『南極料理人』
『ピンポン』
『ハケンアニメ!』
『となりのトトロ』
『エルピス -希望、あるいは災い-』

展示
印刷博物館『地図と印刷』展
下北沢BONUS TRACK HOUSE『時をかける2022』

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