リトルアジア

7月5日

ランチタイムに外食フィールになり、気になるアジア料理店に入店した。タイ、ラオス、台湾などアジアのさまざまな料理を楽しめそうなお店。

財布を持っておらずペイペイ頼みだったため、事前に「ペイペイは使えますか?」と聞いた。

「ペイペイは使えないんです」
「わかりました。また来ます!」

美味しそうだし、本当に近いうちに行くつもりでそう言い、店の扉を押して出ようとした。店員さんにはSorryな思いがあるのか、次のチャンスにつなげるためなのか、レジに置いてある飴がいっぱい入った籠を差し出して、「よかったらどうぞ」と言ってくれた。断るのも悪いから、いちごみるくを頂戴した。そのあいだに思いついたのか、店員さんが提案した。

「お店のペイペイはありませんが、私のペイペイなら使えるんで…それでよろしければ、どうですか?」

つまり私が店員さんの個人アカウントに入金して、店員さんがその金額分を財布から店のレジに入金する、今回だけの特例の手法だ。ええ、それで今食べれるなら、食べます!

ランチ 台湾風角煮ご飯 950円

うまい、うますぎる。台湾の「魯肉飯」が「台湾風角煮ご飯」という名前としてお客に馴染みを持ってもらおうとしてるところから、味がジャパナイズドされちゃってないだろうか?と賭ける気持ちで注文したが、本格的だった。東京の多くの店で食べる魯肉飯は、食べていくうちに八角などの風味が消えていく。この店の角煮は、しっかり最後までフレイバー豊かで、ご飯を最後まで美味しく食べることができた。ランチメニューだからか、揚げ出し豆腐みたいなのと、酸味が特徴の水餃子も1個ずつやって来て、これまためちゃくちゃ美味い。いやー満たされた、と思ったタイミングで杏仁豆腐まで登場。もう一度申し上げるが950円だ。こんな店あったんだーと嬉しい気持ち。

大事なお会計タイム。店員さんがスマホでQRコードをかざし、私はそれを読み込んで、店員さんに950円入金する。店員さんは、手持ちのお金をレジに入れた。完了。

私が店を出るとき、店員さんが再び飴の入った籠を差し出して「よかったらいかがですか?」とたずねた。ちょっと「(笑)」な感じで。あはは、さすがに1個で十分だ。大丈夫です、と断った。そしてまた言葉通りの意味で「また来ます」と言って店を出た。次は財布を持って!

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