23区をぐるっと

8月25日

コンビニで、若い外国の店員さん2人に、日本人と思われるパートの人が、「阿波踊りで今日明日、あそこが通行止めになったりするから」とお祭りのことを話してた。阿波踊りは数年ぶりにやるのかな。

修行へ。今日もサーバーは復旧しておらず。
午後から役所へ行った。紫外線が痛いタイプの暑さ。田町、浜松町あたりの山手線の内側、すっごい大規模に工事してた。街ごと工事してる感じで、なにをしているのか気になる。

車窓からイタリア街が見える。このあたりから新橋までなんとなく寂しいような、悲しいような、とにかく暗い気持ちになってしまう。それはスピリチュアル的なことなのか、なんなのかわからない。活気があっても空虚な感じがするのは、本当になにか起因していると思う。海だったからか。いや、うーん、海だった範囲はほかにもっとあるしなあ…前世にまつわるなにかか。とにかくずっと気になっている。

帰還後、修行に身が入らない。どうしても眠い。いつも通りの作業ができないみんなもタラ〜っとしたムード。暑さの中歩いた疲れが押し寄せたのか、筋肉痛(慣れない髪染めで筋肉痛になった)の体が、さらにプルプルヘナヘナする。

入谷へ向かう。思ったよりも道のり(駅数)は長かった。スマホでTwitter見てると、ちょっと自分の気に触る言動とか、嫌なニュースのトピックとかが刺激的に感じる。暑さや眠気の中で飲んだカフェラテや、お茶のカフェインの作用がダブルで来たのか、ドキドキするし、筋肉がプルプルする。嫌だなあ、と思ったときには久しぶりに、電車の中で気が狂いそうになった。私は不安症で、脳の誤作動的に不安感が強くなることがある。カフェインを摂取すると、これが起こりやすい。最近、調子が結構良かったから油断していた。
これから乗車時間が長いのに、無事に目的地に着けるか不安になった。鞄から紙を取り出し、これから合う仲間に渡す、香港インスタント麺の説明書を描いた。すごく集中できてあっという間に乗り換え駅に着いた。

乗り換え先の日比谷線からもまた一山である。入谷駅まで5駅ぐらいかと見込んでいたが、甘かった。たぶん10駅はある。めちゃくちゃ先じゃないか!電車は帰宅ラッシュで人がたくさん乗っていて、これで耐えられるのか!?と心配になった。各駅そわそわし、もう書くものもないし、ひたすら耐えるしかないのか…と思った。気を落ち着かせるために、八丁堀あたりで一旦降りてみた。次に来た電車は、なんとさっきの電車より空いていた。これなら乗り切れそう。一旦降りてよかった〜!
スマホに目を落とし、今日の日記メモを記そうとするも、なんか文章が途切れ途切れになる。不安感もそうだけど、単純に体が少し強張ってて、ちょっとつらい。仲間には、少し遅れることを連絡した。不安になる暇を与えないもの・夢中になれるものを探す。ライターのサトーカンナさんのnoteの記事だった。カンナさんが友達と数人でどこか泊まりに行った話を読んだ。「小林聡美の出てくる映画にありそうな」という表現に頷くというか、面白くて、それが救いになった。ネガティブに刺激してくるものはない、だけど、興味深い。しがみついて読んだ。カンナさん、ありがとう。私はあなたの文章に救われました、と伝えたい。そうこうしているうちに入谷に着いてホッとした。

数ヶ月前まで同じところで一緒に修行していたXさんと合流。久しぶりに会えた。ずっと気になっていたゲストハウスtocoへ。ここでご飯食べた。
北陸へ移住したXさんの近況を聞いたり、私の香港の土産話などをした。

tocoの中庭を見物したが、鯉のいる池があり、長い廊下、広い縁側から立派な庭が見れるようになっていて、都内に残る貴重な日本家屋だった…築100年。いつか泊まりたい。
Xさんが駅まで送ってくれた。歩けば台東区根岸の住所。通っていた高校はこの近くだったため聞き馴染みのある地名だけれど、私はこの道を歩くのは初めてで、古い建築や味のある4叉路が魅力的で散歩が超楽しそうだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?